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真・恋姫無双 矛盾の真実 最強の矛と無敵の盾
拠点フェイズ 3
拠点フェイズ 孔明 鳳統 劉備
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率いることも、一伝令兵として動くことも全て言い含めてあります」

 愛紗が率いる第一軍。
 それは要するに、近衛兵……エリートだ。
 現状としては一兵卒としてだけでなく、百人隊長……文字通り、百人を統べる隊長の教育も施すことが目的だ。
 現代でいれば大尉……部隊指揮官という認識だ。
 そして将来の武官候補生でもある。

「よし。どんな仕事も嫌な顔ひとつせずに行える人材育成を心がけてくれ。その上で彼らは武官候補とする」
「御意。次に第二軍、こちらは鈴々ちゃんが率いる歩兵部隊となります。基本的に、戦場では先陣を任せることが多くなるでしょう」
「第二軍は、必然的に損耗率が高くなる。突撃先行部隊なのだからな。とにかく体力と足の速さがモノを言う。大丈夫か?」
「一定以上の体力がないと配属できないようにはしていますが、その分人選が大変で……現在、二千に届いていません」

 鈴々が率いるのは第二軍。
 名称は、突撃先行部隊。
 平時では近隣の邑や街の見廻りと、漢中外周部にあたり、上庸や巴中などの主要都市への巡視も行う。
 そして戦時においては、強行偵察や先陣を切るなどといった強襲を主とする。
 そのため、ことさら体力があるものを優先して配置するようにしている。

「鈴々の足についていけないとお話にならないからな……多少脱落してもいいから精強に鍛えるようにしてくれ。その分報酬も出すように」
「御意……第三陣は、星さんの部隊です。一般兵がこれに当たります」
「星は臨機応変ができるし、意外と細かに気がつくし、無理をしない。戦慣れしていない新兵や、一般兵でも平均以上に扱えるだろうな」
「現在はこの第三軍は六千弱になっています。もちろんこれだけのことを星さん一人では賄い切れませんので、戦時では馬正さんが副官となって半数を率います」
「調練はどうしている?」
「愛紗さんの第一軍の兵に百人隊長となってもらい、個別指導させています。第一軍の兵、その統率の練習にもなりますので」
「それでいい。武官候補生としてのいい経験になるだろう」

 星が率いる第三軍こそが、ある意味劉備軍の主体とも言えるだろう。
 一般兵や義勇兵など、訓練が行き届いていない、あるいは力が足りない受け皿とも言える。
 できれば、星には奇襲部隊として動いてもらいたいのだが……現在の劉備軍は、武官の数が圧倒的に足りない。
 武将と兵を繋ぐ中間管理の百人隊長クラスの人材は、不正の横行によりその殆どを一年前に放逐したそうだ。

 現状では武将からの直接指揮で動くことになってはいるが……その分、統制の弱体化が最大の問題になっている。

「基本は第一軍から第三軍までで一万一千。これに警官隊が加わり一万二千となっています」
「……漢中としての守りだけならこれでいいが
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