影は鏡に
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もない命令だった。
「ほう、ケネス少将……司令部の制圧は完了したようだな……」
まるで、予定通りの行動だ、と言うように平然と言った。
「貴様余計なことを言いおって!!」
「ちっ!仕込みはずでに済んでいたということか……貴様らシャドウミラーの目的は何だ?」
「我等の、目的は理想の世界を創ることだ」
「ふん……永遠の闘争……シャドウミラーの理想は絶えずに争いが行われる世界だ……そうだろ、ヴィンデル」
アクセルはすぐに、ヴィンデルに言った。
「何故知っている?」
「何だと!?……どこが理想の世界なんだ!!ってかなんで、アクセルてめぇ、知っているんだ!?」
マサキはかつてテロによって、自分の親を殺されている。闘争、争いが日常となった世界は否定するべき世界だった。
「……それは俺が、俺の行った世界でシャドウミラー……つまりあいつらを裏切ったからさ、これがな」
「ほう、つまりアクセル、貴様は『こちら側』でも『あちら側』でもない世界のアクセル・アルマーと言うわけか」
「ああ、そうだ驚かないのか?俺が貴様らを裏切っていることに対して……」
「何、戦争には裏切りがつきもの。それが別の世界の私に起こっただけだ」
ヴィンデルはふと、アクセルの言うことに興味を持ったこの世界とは
「あと、坊や……戦争があるから、破壊があり同時に創造が始まる……戦争が起こるからこそ、発展した技術がどれほどあって?」
レモンは
「貴方たちが乗っている兵器は戦争の生み出した技術の結果出来上がったもの……人類の英知とも言えるもじゃなくて?」
「そんなこと、あってたまるか!」
「科学は、人類の発展のためにあるものよ!!戦争のための技術が人類の英知などではないわ」
「だが、人類の発展は戦争の歴史……すでに証明している……最終通告だ、武装解除をしろ……出来ぬのであれば、貴様らに待ち受けているのは死だ」
「確かに、戦争、闘争が人類の発展を促す……これは間違いではない……だが、闘いによって、生み出されるもの、そして失われるもの……その意味を理解せず、結果だけを見る輩に戦争や闘争を語る資格はない!!」
ダイテツは自分の経験、自分の意思、それをこのような外道に下れなかった。
「ああ、その通りだ……ダイテツ艦長」
アクセルはそう呟くと、ラミアも心に決めたのかヴィンデル達に突っこんで言った
「ああ、それが正解なのだろう!殺し合い、壊し合い、奪い合う世界…それを維持する理論は、恐らく間違っている…!」「ラミア!貴様が自爆する……その必要はない!」
アクセルはラミアに叫んだ。そして、アンジュルグの動きがわかっていたのかアンジュルグが動くとの同時にアクセルも動きだした
「奴らの相手はこの俺がやる、これがな!!」
アクセルはラミアの乗っているアンジュルグを追
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