影は鏡に
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ではないかと思った。ならば、自分がやることは、決まっていた。ラミアを救う。W17のままなら、自分が気づかせる。W17はもうラミアだってことを。自分と同じならこの場所でラミアがこの行動を取るはずのない。アクセルは確信していた。
「……」
ラミアはその問い掛けに、答えることができず、俯いていた。
「!?重力反応!!この反応は!?」
ハガネが重力反応を感知すると、シロガネ、先日現れたウォーダンと名乗る者が乗る特機とソウルゲインによく似た機体そして、ヴァイスセイヴァーだった
「ご苦労だ。W17……ほう、こちら側のアクセルは敵に回っていたとはな」
ヴィンデルはこれも我々が世界を超えた証かと思ったが、聞いた話によればアクセルは我々の知っているアクセルの性格がかけ離れていると、ならば指しての問題はない、それに性格はともかくアクセルがもう一人増えれば、かなりの戦力になると考えていた。
「会えて光栄だ、ハガネ、ヒリュウ改の諸君……私はヴィンデル・マウザー……シャドウミラーの指揮官」
ソウルゲインによく似ている機体からオープンチャンネルで通信が入ってきた。
「シャドウミラー……それが、組織の名前なのか?」
キョウスケはシャドウミラーと名乗った部隊に向かって聞いた
「ああ……その通りだ。連邦軍特殊鎮圧部隊ベーオウルフズ隊長キョウスケ・ナンブ大尉」
(特殊鎮圧部隊ベーオウルフズ?俺が……?)
キョウスケは身に覚えのないことを言われ、謎が増えた。
「『こちら側』では、あの力を持たないと聞いているがな」
「ちょっと、あんたたちうちのラミアちゃんに何をしたのよ!?」
エクセレンはラミアが操られていると思い、シャドウミラーに聞いた。
「何もしてなくてよ……W17は始めから、私達の命令に従ってやっていただけ、わかりやすく言うと、スパイってわけね」(あの子が、エクセレン……)
アクセルはエクセレンの問い掛けた声の主に反応した。
「その声は、レモンか?」
アクセルは懐かしい口調を聞きすぐに誰だか、わかった。
「あら、私のことを知っているのね。『こちら側』のアクセルは?」
「ふん、当たらずと雖も遠からずだ、これがな」
レモンはこのアクセルは別に自分の知っているアクセルと違うと割り切っているため、レモンはアクセルの無関心だった。
(アンジュルグ……?ハガネのブリッジで制圧しろと命令したはずなのに、どうして外から?)
レモンはラミアの行動の方が変だと思った。まさか不足の事態が陥ったのかと考えていた。
「では聞こう、ダイテツ・ミナセ中佐……武装解除に応じるか、否か?」
その時、伊豆基地から通信が入った。
「こちらは極東方面軍司令ケネス・ギャレット少将……ハガネとヒリュウ改は直ちにシャドウミラーの指示に従え」
それはとんで
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