嵐の前の休息
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たがカイ少佐もアラドの態度を見ていたため、独房から出すことをゆるした。
「いや、別に何も大したことはしてないんだな、これが」
そう言いながら、食堂に入ると、リュウセイ、マサキ、エクセレン、クスハがいた。
「いや、それは……」
笑いながら、目を合わそうとしないリュウセイ
「私達疲れていないから……」
おびえながら後ずさりしているエクセレン
「だ……だから、遠慮しとくぜ……」
隠れながら言うマサキ
「そうですか……」
誰も自分が作ったオリジナルの健康ドリンクを飲まないので残念そうにしているクスハ
「どうか、しっちゃたりしますか?」
そこに、ラミアはアクセルのために作った肉じゃがを持って後ろからアクセルに声をかけた。
「ラミアちゃん……いや、俺も今来たばっかだからわからないんだな、これが」
そう話していると、3人に気づいたのかクスハが笑顔で話かけてきた。
「あ、ラミアさんにアクセルさんにアラド君……えっと、私栄養ドリンク作って見たのですけど良かったら飲みませんか?」
「マジですか!?いやー喉乾いていたんッスよ」
アラドはそれを聞いて嬉しそうに健康ドリンクに手を伸ばした。
「おい、やめといたほうがいいぞ」
「そうよ、アラド君……それ普通の人が飲んだら……」
アラドはマサキとエクセレンの静止を聞かずに一気に飲んでしまったが
「これは……!?」
誰もが心配していた。
「アラド君!?」
「うまい!!うますぎる!!おかわり!!」
「ああ、アラド君ごめんね、漢方とか使っているから、取りすぎると体に毒なの」
アラドは感想を言うと誰もが驚いていた。何故ならクスハが作る健康ドリンク別名クスハ汁は確かに効果抜群なのだが、ただ一つだけ欠点があった。それは味がこの世のものとは思えないほどの不味さである。このクスハ汁をうまいと言ったのは地球人ではアラドただ一人だったのだ。
「へえ、そんなにうまいのなら……俺も飲みますかね。クスハちゃん、悪いね」
「では、クスハ少尉私もいただきます」(人のために作ることがもっと理解することが出きるかもしれん)
二人が飲もうとすると、周りは流石に上達したのではないかと思った。リュウセイは幼馴染だったため、毎回新作が出るたびに飲まされていた。やっとクスハが成長したと思い目から涙がこぼれそうになったが、事態は一変した。
「う……!?」(まさか、これは!?……ぬかった私は……疑われていたのか?)
「んが!?」
二人はうまいと聞いたので、一気に飲んでしまった。それがいけなかったのか二人はふらふらしながら地面に倒れた。
「アクセル!?ラミアちゃん!?」
「アクセル!!ラミア!!」
周りは二人の名を呼んでいたが二人はだんだん意識が無くなっていった。
彼等が目を覚ますの
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