妖精たちは風の中
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グレイとルーが入って来た時から天井にいたのだ。
その黒い紐が2人に直撃するほどの長さになった時、2人はほぼ同時に跳んでかわした。
天井からレイユールが降りてくる。
「お前・・・勘が良すぎるよ。この計画には邪魔だな」
「やっぱり裏があるって事か?」
「仕事もしないで何くだらない事やってるんだか・・・」
一方その頃、ここはクローバーの街・・・の、地方ギルドマスター連盟定例会会場。
「マカロフちゃん。あんたんトコの魔導士ちゃんは元気があっていいわぁ〜♪」
やけにねっとりした声で喋っているのは、魔導士ギルド青い天馬のマスターボブ。
何故か背中から羽が生えたホステス風だが、男である。
「聞いたわよ。どっかの権力者コテンパンにしちゃったとかぁ」
「おーっ!新人のルーシィじゃあ!あいつはいいぞぉっ!特に乳が良い!」
酒のせいか、マカロフはセクハラじみた発言をする。
「元気があるのはいいが、テメェんトコはちぃとやりすぎなんじゃないかい?」
そう声を掛けてきたのは、魔導士ギルド四つ首の番犬のマスターゴールドマインだ。
「評議員の中じゃいつか妖精の尻尾が街1個潰すんじゃねぇかって懸念してる奴もいるらしいぞ」
「うひょひょ、潰されてみたいのぅ!ルーシィのボディで〜」
「もう♪ダメよ!自分トコの魔導士ちゃんに手ぇ出しちゃ」
照れたようにボブが言う。
「マカロフ様。ミラジェーン様とティア様からお手紙が届いてます」
「ん?」
青く喋る魔法鳥の足に持たれた手紙を手に取り、封筒に貼ってあるギルドの紋章が書かれたシールに指を当てて指で丸を書く。
すると緑に似た色合いの魔法陣が展開され、そこにミラのホログラムが現れる。
『マスター、定例会ご苦労様です』
「どうじゃ!こやつがウチの看板娘じゃ!め〜ん〜こ〜い〜じゃろぉ!」
歓声が上がる。
『実はマスターが留守の間、とても素敵な事がありました』
「ほう」
その後、ミラは満面の天使の笑顔でとてつもない事を言い放った。
『エルザとあのナツとグレイとルーとアルカがチームを組んだんです、もちろんルーシィとハッピーも。ね?素敵でしょ。私が思うに、これって妖精の尻尾最強チームかと思うんです。一応報告しておこうと思ってお手紙しました♪』
ミラは笑顔でそう言うが、聞くマカロフは聞く度に汗をかいていく。
『それでは〜』
ミラの映像が完全に消えた時、マカロフはパタッと倒れた。
だが直ぐに起き上がり、今度はティアからの手紙を開く。
ミラの時と同じように、ティアの全く笑っていないホログラ
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