暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはLOST LIGHT 〜蘇りし闇の巨人〜
第一話「闇を継ぐもの」
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底的に振り下ろし叩きつけ、ゴルザを痛めつける。
だがゴルザもただやられているわけでもなく、自分の上に跨るティガダークへ超音波光線を撃ち、ティガダークは光線に押され、飛ばされた先に建っていたビルに激突、炎上する。

ウワァァァ!?

ティガダークが倒れている間にゴルザは、尾をティガダークに向け、姿勢を低め地面を両手で掘り始め、逃走はかろうする。尻尾を巻いて逃げるということはまさにこの事を言うのだろう。

フンッ!

瓦礫の中から中腰になり体勢を整え首を振るティガダーク。
土をかき分け、逃げ出そうとしているゴルザを見つけると、急ぐことなく歩いていく。
そして近くまで近づき、ゴルザの尻尾を持って地中を堀り進むゴルザとは逆方向に力を引き、地中に入っていたゴルザを再び地上まで引きずり出す。

ウンンンン……タア!!

グオオオオン…!

ゴルザの前に回り込んだティガダークは前屈みになっているゴルザの背中を抱くように持ち上げ、跳躍し頭から地面に叩きつける、ダークヘッドクラッシャーを決めた。

凄まじい地響きによりゴルザの首に掛かったダメージが相当なものだとうかがえる。
今の一撃が決めてとなり、もはや抵抗する力すら失ったゴルザ。ティガダークはゴルザの尻尾の根元を掴むと、ゴルザを高速で振り回し、空高く投げる。

力なく無くゴルザの鳴き声が地上から距離が離れていく程遠ざかっていく。

フッ!ハアアア……

遠ざかっていくゴルザを見上げながらティガダークは、両腕を前方で交差させ、左右に大きく広げエネルギー集約させる。

デヤアアア!

その集約させたエネルギーをL字に組んで放つ白色の超高熱光線「ゼペリオン光線」をゴルザに向けて撃つ。

直撃したゼペリオン光線はゴルザを粉々に粉砕し、爆発が空で起こる。

爆発がゴルザの死を意味する事をなのは達と民衆が理解するまで、そう時間は掛からなかった。

「なんという力だ……!」

目の前で繰り広げられていたゴルザとティガダークの戦いを振り返ったシグナムは、自分達が苦戦してようやく地面にダウンさせたゴルザをあっさり倒し退けたティガダークに畏怖に近い感覚を覚えていた。

そして思った。
これほど強大な力を持つティガダークを野放しには出来ないと。

「(ヴィータ、テスタロッサ、高町。巨人にアクションを掛けるぞ)」

「(待ってシグナム!まさか巨人に攻撃を仕掛ける気ですか?)」

念話によるシグナムのティガダークに対して行おとしている事を攻撃行動だと取ったフェイトだったが、シグナムがそれを訂正する。

「(そうではない。何にせよ我々はあの巨人に関する情報が必要だ。現状で巨人が敵か味方か判断するには材料が足りないか……!?)」

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