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魔法少女リリカルなのはLOST LIGHT 〜蘇りし闇の巨人〜
第一話「闇を継ぐもの」
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ば、なのはを待つものは死の世界。
今日ゴルザによってその命を散らした大勢の人間と同じ運命を辿ることになる。
まだ死ぬわけにはいかない。
自分の帰りを待つ親友と仲間。
そしてようやく家族としての時間を一緒に歩み出した大切な娘が自分を待っている。
絶対に負けられない。
覚悟を決め、なのははレイジングハートを握り直し、スターライトブレイカーを放つ事を決意する。
「ブレイ--」
スターライトブレイカーを放とうとした瞬間、目の前まで迫っていた超音波光線が軌道が反れ、光線はクラナガンの空へと消える。
何が起きた?
超音波光線を放ったゴルザへ視線を向ける。なのはの目に映ったのは、ゴルザが宙を舞い、ビルにドミド倒しで激突し次々とビル群が倒壊していく光景だった。
自分の危機にフェイト達がゴルザに攻撃をくわえたのかとも思ったが、魔力を感じないことからその線を捨てる。では誰があれだけの巨大生物をまるで、ボールを飛ばしたようにぶっ飛ばしたのか?
そして真実は直ぐに知る事になる。
「な、なのは!あれ!」
フェイトに促され、彼女が指す方角を見る。
そして……驚愕する。
白い強烈な光が街を照らし、その眩しさに、光を目にした者は目が眩み、思わず目を瞑る。
光により一時的に視力を失っていた目が回復し光が現れた場所を見る。
そこには更に人間の常識を超えた存在が立っていた。
「黒い……巨人?」
なのは達の前に突如現れた謎の存在。
闇のような漆黒を基調にしたボディの一部に走らせた黒銀のライン。
特に暗黒が支配する闇の中でもその輝きを失わない強い乳白色に輝く双眼と、胸の中央にある蒼い光を放つ水晶が一際その存在感を確かなものにし、誰もが圧倒的かつ禍々しい威圧感を醸し出す
黒い巨人---ティガダークに目を奪われていた。
「貴様……何者だ?」
いち早くティガダークを警戒し、自分のデバイスを構えるシグナムとヴィータ。
堂々と聳えるティガダークはデバイスを構える2人を一瞥し、直ぐに立ち上がり自分をふっ飛ばした張本人であるティガダークに怒りの咆哮を上げながら迫ってくるゴルザへファイティングポーズを取る。
チェア!
突進してくるゴルザから左へ飛んで避け、通りすがりにゴルザの首に右腕でチョップを決める。
背後に回ったティガダークへ向き直り、襲い来るゴルザ。
ティガダークはゴルザの胸に膝蹴りを当て、怯んだゴルザの右腕を掴み、背中を預けると勢いよくゴルザを投げ飛ばす。
チャアアァァァ!!
グオオオオオオ!?
ティガダークは地に叩きつけたゴルザの下へ、跳躍しゴルザの上に跨る。
馬乗りに持ち込んだティガダークは、その拳を幾度も徹
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