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ソードアート・オンライン〜黒の妖精〜
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見たモノは確かに、コウモリ姿のトレーサー。

私たちは顔を見合わせ、洞窟の出口まで走ろうとダッシュの体勢をとる。
そこではたと動きをとめ、しばし考察。


(えーっと 今ここで走る→私とお兄ちゃん無事→多分リーファ追いつけない→END)


あ、やばい。
うんやばい。よし、てことで我が兄よ。


「お兄ちゃん」
「ああ」


阿吽の呼吸ってこーいうこと言うんだっけ?
さすが、お兄ちゃん♪言いたいこと解ってる〜


と、兄はすぐさまリーファの手を取る。
リーファはテンパりつつも、大人しくそれに従った。
私と兄はアイコンタクトでタイミングを取り・・・・


「うわああああああ!?」


走った。
あ、リーファが 悲鳴上げてる  気にしないでいいや。ゴメンね我が妹よ




暫くはしると、湖が見えてきた。
私たちは走りながら、その湖をみてそれぞれの感想を漏らす。

あとすこしで門をくぐれそうと言うとき。







「「「!!!」」」


目の前に、巨大な壁が現れた。
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