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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第150話】
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だ伝えてないんだよ!?」

「――とはいえ、私たち三人は伝えたようなものだがな。なんと言ってもキ――」

「そ、それじゃあ私だけじゃないっ!何もしてないのって!!」

「…………何の話してるんだよ、皆」


 何故か言い争いを始める四人を見ていると美冬が口を開き――。


「……お兄ちゃんがはっきりしないのが悪いのよ。……バカ」

「……は、はっきりって何の事か解らないんだが……」

「……知らない」


 顔を背けた美冬――あの四人の言い争いの原因が解らないんだよ。

 未来抜きなら……多分、俺なんだと思うが。


「……てか言い争いは後だ。まだ福音は動いて――」


 オープン・チャネル通信で全体に言ってると、花月荘方向の空からキラリと光が見え――。



「――!?エネルギー反応!全員、射戦上から緊急回避だ!」

「「「……!!」」」


 全員その場から緊急回避――刹那、荷電粒子砲の射撃が通過――動きの止まっていた福音へと直撃し、大きく爆ぜて吹き飛んだ。

 そして、空域一帯に居た全員の耳に届いた言葉が――。


「俺の仲間は、誰一人としてやらせねえ!」

「――あの馬鹿、射戦上の俺達に気付かずに撃っといてあの台詞かよ」


 空域へと高速接近する機影が二機――。


「おう皆。待たせたな」

「無事か、皆!?」

「「「…………」」」


 そんな言葉と共にやって来た一夏と篠ノ之。

 だが、その場に居た全員の視線は不満そのものであり――。


「一夏、篠ノ之。遅いのは構わない。――ただ、射戦上に俺達が居るのに一夏はその物騒な左腕の射撃武器、使わないで欲しいんだが」

「そうだよ!お兄ちゃんが気付かなかったら皆上手に焼けました〜♪――になっててもおかしくないんだからね!?」

「うん。――何なら、次からはこの反射板で織斑君に粒子砲返すよ?」

「織斑さんはもっと状況把握してから撃ってくださいな!」

「あんた!幼なじみのあたしまで巻き込んでどうすんのよ!!バカバカバカ!」

「ふふっ、流石の僕も怒っちゃうよ?――フレンドリー・ファイアとか、笑えないし」

「……やはり私は、お前が嫌いだ」


 俺を含めたその場に居た全員が一夏【だけ】に向けて、非難すると――。


「ひでぇ言われようだな、俺……」

「な、何故皆そこまで怒る!?一夏が無事だったんだぞ!まずはそれを――」

「いや、篠ノ之。一夏が無事なのは良いんだが、下手したら七人大怪我だったんだぞ?――セシリアとか、ラウラはダメージ大きいんだし、高さがあるから生身で海面に叩き付けられたら――」

「そ、それは――」


 そ
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