06レインちゃん登場! の前準備
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らで何とかしよう」
「本当か!」
「ああ。ただ、それだと私も介入する理由が欲しいな。その方が面倒がない」
「私と結婚するつもりかね?」
実年齢は早退して変わらんが、外見からしたら犯罪だな。別に気にもしないが。
「いや、それだと娘が納得しないだろ。ああ、簡単な方法があったな。取りあえず、彼女を私の息子と婚約させよう。それなら私の娘になる」
「……おい」
「なんだ、貴様は私とノイが育てたシャルが気に入らないのか? こう言っては親バカかも知れんが無茶苦茶優秀だぞ。なんてったて、私のシュミクラムを作ったんだからな」
「アレを子供がか……信じられん」
「それと、医療技術もノイ持込みで、私が操縦技術を教え込んだ。後は実戦経験を積めば化けるぞ」
ウィスキーを一気に飲んで、新しいのを注ぐ。
「確かに……考えると悪くないな。良いだろう。ただ、実際に結婚するかは最終的に本人に任せよう」
「それでいい。シャルには母親が居ても父親はいないから、私にとってもありがたい。必要かどうかはわからんが」
「そうだな。しかし、このシュミクラムを作ったのか……GOATのも作ってもらいたい物だ」
「高いぞ」
「高いかね?」
「ああ、ネットの使用料が普通のシュミクラムの倍だ。前は桁が違ったが」
「そこにライセンス代が入って来るとなると、洒落にならんか」
「まあ、娘さんや勲のは頼めば作ってくれるだろう。作るのは趣味みたいな物だしな」
「では、頼もうか」
「言っておく。それより、お土産を買って帰るぞ、勲も買って帰ってやれ。こういう細かい事も大事だぞ。仕事で奪った研究データをくれてやったら、大喜びだったしな」
「それはお前の所だけだろう。しかし、お土産か……私はアレ……レインの好きなものすら知らないな。よし、ヘイゼル。お前も女だろう。少し買い物に付き合え」
「おい」
「お前にとっても娘だろう。息子のお土産も奢るから、付き合ってくれ」
「ちっ、仕方無いな。じゃあ、無難にぬいぐるみと服だな。いや、こいう事はノイの方が詳しいか。手伝わせよう」
それから、私と勲はノイを強制的に呼び出して突き合わせた。本人もノリノリで選んでいたから問題無いだろう。結局、私は勲にサーバ用ホストマシンを買わせてやった。ノイは服だな。しかし、周りからの視線がすごかった。私とノイを侍らせたせいだろうが。
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