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BALDR SKY
06レインちゃん登場! の前準備
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城市のシンボルでもある清城市環境建築都市ミッド・スパイア。内部は複層構造の階層都市であり、スペースコロニー技術が至る所に流用されており環境、物資、治安、人工陽光の存在とあらゆる要素が揃っており、真に理想的な近代都市だ。淫行条例には厳しく、治安維持用の飛行ロボットが巡回している。そして、何よりAIネットワークから隔離されており、アクセスするには改造した端末が必要なのだ。勲は妻の件でこちらに引越ししたそうだ。

「しかし、6人分でいいのかね?」

「ああ。基本は私達だけだろうが、保険だな」

私とノイ、シャル。そして、シャルが連れて来たエセルドレーダの分だ。これが有れば簡単に通れるからな。無ければ厳しい検査を受ける事になる。

「そうか。ふむ……何やら君が新しく作ったPMCが動いているようだが……」

「ん?」

私は端末を持って確認すると、確かに動いている。構成員は現在、私と息子、エセルドレーダしかいないのだから、動いているのは分かりきっている。ちなみに新しく作った理由は簡単だ。そもそも私と数人しか残っていなかったのだが、真紅の鎖という別のPMCを立ち上げるという話になり、丁度いいから抜けて、私も自分のPMCを立ち上げた。金はフェンリルから貰った物があるし、シャル達には小遣いは自分で稼げと言っておいた。

「息子が私に送られてきた依頼をしているんだろう」

「まだ子供だろうに……いや、この実力を見るに問題なさそうだがな……」

「そういえば、そちらの娘はどうだ?」

「アレは納得しておらんようだが気にする必要はない。まだ幼いからな。誰かと一緒に居させねばならない」

「娘と上手くいってないのか。まあ、その様子を見るとそうだろうな」

「上手くいかんものだ」

グラスの氷を揺らして鳴らしながら、勲の愚痴を聞いてやる。娘を愛しているのだが、接し方がわからんそうだ。教育は母親に任せていたんだろう。その母親がカルト教団に入って、狂ってしまった。勲は娘を助ける為に母親を始末した。

「先ずは娘をアレというのは止めろ」

「むっ」

「ちゃんと一個人として認めてやれ。名前とは名称であり、自身を固定化する為の識別票だ。お前は娘を機械(マシン)にしたいのか?」

「いや、それはないが……」

「なら、名前を呼んで頑張っているなら頭でも撫でて褒めてやれ。悪いことをしたら別だがな。それと、ちゃんと話し合ってみろ。シャルは例外だろうが、子供なら叱りつけるより褒めて伸ばす方が伸びしろがいいぞ。勲は軍人の教育と娘の教育を一緒にしているんじゃないか?」

「それは……有るかも知れないな……教育など、それぐらいしかした事がない。だが、どうすればいいのだ……?」

「仕方無いな。居候させてもらうんだ。其の辺はこち
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