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魔法少女リリカルなのはViVid〜英雄の意思を継ぎし子達
十一話〜決着と新しい目的
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0(エクセリオンバスター直撃)


さて、若い子達はどうなったかな?




side アインハルト


状況はヴィヴィオさんに有利になりつつあった。
格闘家(インファイター)が苦手とする斬撃武器との戦い方を完璧に理解しているヴィヴィオさんは此方に防御以外の選択をさせてはくれない。
ただ、向こうも攻め切れてはいない。ならばまだ勝機はある……!


「…そこっ!」
「ッ!」


今まで斬撃一辺倒で攻めてきたヴィヴィオさんがここに来て刺突を織り交ぜて来た。
これで私は更に追い込まれる。だが、不思議と焦りはない。


「はっ!!」


攻撃の切れ目に出来た僅かな隙に逆転の一撃を放つ。
だが、その一撃はヴィヴィオさんを捉えられなかった。


「狙い通り……!」
「なっ……!?」


まるでそこを狙われる事がわかっていた様な対応。
恐らくだが、攻撃を誘導された……!


「この一撃で……!」
「くっ…」


隙を晒した私へと強力な一撃を叩き込もうとするヴィヴィオさん。
避けることは不可能。防ぐ時間もない。ならば……




side セイン


「こりゃ決まったな〜」
「そうね。まさかヴィヴィオちゃんも士郎さんと同じ事が出来るようになってたのね」


ティアナとなのはさんも決着が着いてるし、これは青組の勝ちで終わりかな?


「まだだよ。まだおわりじゃない」


不意に聞こえた声に振り向くと、そこにいたのはアリシアだった。


「えーっと、どゆこと?」
「みてればわかるよ」


そう言われたのでモニターに視線を戻す。
そこには私の予想と大きく変わった光景があった。




side ヴィヴィオ


「……まさか、そう防ぐとは思いませんでしたよ」


アインハルトさんは私の剣を横から殴る事で軌道を変えて見せたのだった。


「上手くいったのは偶然です。ですが、次からは必然にします」
「言ってくれますね!!」


まさかこの短期間で此処まで強くなるとは、アインハルトさんには本当に驚かされる。
だが、私だって今までとは違うんだ!!


「覇王断空拳!!」


アインハルトさんが切り札であろう攻撃を放つ。
だが、私もこの程度ではやられる様な鍛錬はして来ていない!
衝撃を刀身で受け流し、反撃に出る。


「これが私の全力全開……!!」
「くっ…」


魔力を刀身に収束させて、一気に放つ私の切り札。その斬撃の名は。


「スターライトザンバー!!」


虹色の斬撃がアインハルトさんへと向かって行く。
勝利を確信した私が見たのは、斬撃によってライフを失ったアイン
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