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魔法少女リリカルなのはViVid〜英雄の意思を継ぎし子達
十一話〜決着と新しい目的
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。
「……距離を取れば貴女が有利なはずです。なのに何故正面から挑んで来るのですか?」
問いかけて来る彼女に答える。
「正面から挑んで勝ちたいから、ですよ。私の剣がアインハルトさんに通用することを証明するのに一番いい方法でしょう?」
私がそう答えると、彼女はゆっくりと構える。
「どうやら私達は全く同じことを考えていたみたいですね。私もあなたに勝ちたい。勝って私の拳が、覇王流がヴィヴィオさんに通用することを証明したい」
「それならやることは一つですよね?」
「そうですね」
その言葉に少しだけ表情を緩める。
そして私は目を閉じ、再び開くと同時に駆け出した。
「「私が上だと証明するだけ!!」」
side なのは
私とティアナの勝負は弾幕の張り合いとなった。
数で私が、密度でティアナがそれぞれ勝り、状況が全く変化しない。
(ここまで強くなるなんてね……)
教え子の成長を喜びつつも、油断も慢心もしない。
対等な相手として見なければこちらが落とされてしまう。
と、この状況に痺れを切らしたのか、ティアナが派手な動きを取った。
「ファントムバレット、マルチシフト……ファイア!!」
どうやら弾幕戦の合間に少しずつ魔法陣を仕掛けていたようだ。
そこから大量の魔力弾がこちらへ向かってくる。
そして、ティアナが居た方向に目を向けると、そこには誰もいなかった。
恐らく、ティアナの狙いは……。
「後ろからの近接戦闘……でしょ?」
「!?」
そう言いながら振り返る。
すると、視線の先には驚いた顔のティアナが。
「くっ!」
そのまま襲い掛かってくるティアナ。
その攻撃を受け止める際にある仕掛けを加える。
その仕掛けは私の十八番。
「バインディング、シールド……!」
捕まった事で渋い顔になるティアナ。
「終わりだよ、ティアナ。エクセリオン……バスター!!」
そして私は砲撃を放った。
背後へと向けて
(
・・・・・・・
)
。
「嘘……!?なんでバレて…」
正面の幻影が消える。
それからティアナがダメージを喰らった事を示す表示を確認した後、ゆっくりと近づきながら話す。
「残念。ティアナの得意な二手三手先を読む戦法、誰が教えたんだったかな?」
「士郎さん……です。最初からわかっててバインディングシールドを使ったんですね」
その回答に納得したのか、ティアナは溜め息をついて両手をあげる。
まあ、士郎君の教えた戦法ならどう来るかなんてすぐに解るからね。
この勝負は貰ったよ。
なのは 150
ティアナ
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