魔法先生ネギま!
0397話
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ろ」
背から生えている羽をバサリ、バサリと羽ばたかせ、空中へと浮かび円の炎の防壁、そして千鶴の黄の領域の抜け出て来た精霊達へと突っ込んでいく。
「……」
狂乱しているが、それでも尚一言も発さずにこちらへと向かって来る多数の精霊の群れ。その群れへと向かい、鳥や蝙蝠といった炎獣を作りだしては消滅させていく。
氷の精霊の胴体へと鳥の炎獣がぶつかり、その胴体を貫通する。雷の精霊がその速度で俺へと近付こうとすれば蝙蝠の炎獣がそれを受け止めるかのように己の身を盾にして防ぎ、同時にそれに接触した雷の精霊を燃やし尽くした。
そんな精霊と炎獣達の戦いを眺めつつ、風の精霊の頭部を白い炎で構成された腕で薙ぎ払い、光の精霊の首を鷲掴みにして次の瞬間には燃やし尽くす。
「……何だ? 俺に向かって来ているだと?」
そう、何故か今の精霊達は飛行魚では無く俺へと向かって集まってきているのだ。それも、まるで誘蛾灯に誘われるかのように俺を中心にして精霊の群れがまるで渦を巻くかのように集まってきている。これは……この精霊の群れは俺を狙っていたのか!?
何が理由なのかは知らないが、それならそれで戦いようはある。
「グリ!」
「グガアアァッッ!」
その短い言葉だけで俺の意図を察したのだろう。空中に浮かんでいる俺と、その俺を中心にして群がってきている精霊の群れへといつの間にか俺の下方へと潜りこんでいたグリが下から上空へと向かってカマイタチブレスを解き放つのだった。
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