暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0397話
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精霊達の真下へと移動したグリのカマイタチブレスが放たれてその身を切り刻んだ。

「行け、炎獣達よ!」

 そして群れの先頭にいた精霊達が一掃されたのと同時に、俺の生命ノ宴により純白の炎で作り出された鳥型の炎獣が突っ込んでいく。

「GYAAAAAA!」

 火の精霊に対しては殆ど効果は無いか、その他の精霊に対しては接触してはその炎で燃やし、同時にその口から炎の球やブレスを吐いては精霊達へと攻撃を仕掛けていく。

「円!」
「分かってる!」

 俺の呼びかけに鋭く返事をし、同時に純炎の涙の効果により空中へと浮き上がって大きく手を振るう。同時にその手の動きに沿ったかのように空中に炎のラインが引かれ、そこへと突っ込んで来た精霊達を燃やし尽くす。だが……

「駄目っ、数が多すぎる!」

 幾ら激しく燃えさかる炎でも、そこに無数とも言える精霊が我が身が焼けるのも構わずに突っ込んでくれば自然とその炎のラインは小さくなっていく。そしてそれは水や氷といった精霊が突っ込んだ場所程顕著にその結果を現す。

「千鶴!」
「分かってる。先頭にいる火の精霊を中心に半径5mに領域を指定。黄の石よ、その力を示せ!」

 円が作りあげた炎による防衛線を突破してきた精霊。それは当然の如く、その防衛線を形成しているのと同種である火の精霊だ。そして千鶴はその火の精霊を中心にして魔力を吸収する黄の石の力を発揮する。

「!?」

 特に言葉も発せずに、そのまま魔力の全てを領域へと吸収されて消滅していく火の精霊。

「やった!」

 それを見ていた美砂が喜びの声を上げるが、その希望はすぐに打ち砕かれた。
 何しろ、その黄の領域は半径5m。直径にしても10m程度の範囲しかないのだ。数万匹を越える精霊達が群体の如く向かって来ればそれに対応出来る領域の範囲が狭すぎる。
 そしてその領域を抜けた火の精霊。そして数は少ないが他の精霊達が飛行魚の甲板へと迫ってくる。

「美砂!」
「任せて!」

 意識を集中して、この戦場へと響き渡る歌声。その声を聞いた精霊達は例外なくその動きを鈍くする。
 そして……

「茶々丸!」
「お任せ下さい」

 右手を変化させた銃から放たれた銃弾が、火の精霊を中心にしてその身を撃ち砕いていく。
 基本的には精霊には普通の銃弾は通用しないのだが、恐らく超や葉加瀬による改造の結果か。

「後は各自今の要領で。あやか、指示を任せるぞ。俺は少しでも精霊の数を減らす為に討って出る」
「はい、私に任せて下さい。アクセル君、ご武運を信じております」

 ニコリと笑いながらも、炎の防壁を抜け出てきた火の精霊へと向かって『氷瀑』を放ち、飛行魚へと迫ろうとしていた集団を文字通りに消滅させる。

「任せ
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