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転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0397話
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砂との違いはその衣装の色が赤ではなく紫という事だろう。そしてその両腕と両足にはアーティファクトの純炎の涙を嵌めており、炎を自由自在に操るというそのアーティファクトは、あやか達の中でも最高火力として機能してくれる。同時に、空を飛ぶ事も可能なので機動力もまた非常に高い。

 こうして、俺の従者達4人も戦闘準備を整え……ん?

「茶々丸はどうした?」
「はい、ここにいます。私も皆さんのお役に立つよう精一杯頑張らせてもらいます」

 あやか達の後ろから現れて、ペコリと頭を下げる茶々丸。その手は既に銃と剣へと姿を変えており、いつでも精霊の群れに対処出来るようになっている。
 俺の従者達+1。そして俺。……こうして見ると、俺の炎にあやかの鮮血の鞭に封じ込められた『燃える天空』、そして円の純炎の涙。……妙に火の属性に偏ってる気がしないでもない。

「茶々丸、あやか。敵を狙う時は火の精霊を優先的に狙ってくれ。言うまでも無いがあやかが火の精霊を狙うのは氷の魔法でな」
「分かりました。エヴァンジェリンさん印の氷の魔法をお見せしますわ」
「はい、アクセルさんのオーダー通りに対処させてもらいます」

 2人が頷いたのを見て、ドアの近くにいるリュボースにも声を掛ける。

「リュボース、この飛行魚の連中にも火の精霊を中心に狙うように依頼してくれ。火の精霊以外ならこっちで何とか出来るだろうが、基本的に俺達のパーティは火属性の攻撃が多いんでな」
「はい、すぐに知らせてきます」
「いや、ちょっと待て。それと、これからグリフィンドラゴンを召喚する。そいつは味方だからくれぐれも誤射はしないように言い聞かせておいてくれ」
「分かりました」

 ペコリ、と頭を下げると早速船内へと引き返していった。早速船長へと伝言を伝えにいったのだろう。
 その後ろ姿を見送ってから、魔力を集中させる。

『我と盟約を結びし者よ、契約に従いその姿を現せ!』

 その呪文を唱え終わった瞬間、俺の背後に魔法陣が展開してそこからニョキッとばかりにグリフィンドラゴンが姿を現す。
 普通のグリフィンドラゴンが俺の血を吸収した事により変異した姿。その下半身は獅子から竜へと代わり、より竜の因子を色濃く現している。また、同様にその背には鷲の翼の他に竜の羽が1対ずつ生えており、合計4枚の翼や羽を持つ。
 そしてその頭部からは後頭部から前へと伸びるようにして漆黒の角が伸びていた。

「ガアアァァァァァァッッ!」

 美砂曰くグリちゃんの雄叫びが周囲へと響き渡ると、飛行魚の中がざわめく。リュボース経由で知らされていたとは言っても、さすがにいきなり目の前にグリフィンドラゴンが出て来れば驚くのだろう。

「……さて」

 戦いの準備は、1つを除いて既に完了している。
 そ
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