妖精女王と海の閃光
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殺すにはおしいぜ」
「とっつかまえ売っちまおう」
「待て待て、妖精の脱衣ショー見てからだっ!」
鉄の森の面々は、下心丸出しの目線を3人に向ける。
「下劣な」
「愚かね」
「可愛すぎるのも困りものね」
「ルーシィ帰ってきてー」
後ろでルーシィが酔いしれていた。
それはともかく、言葉と共にエルザは手を握った状態で前に出し、ティアは腰に装備した鞭を掴んだ。
「これ以上妖精の尻尾を侮辱してみろ。貴様等の明日は約束できんぞ」
「悪いけどアンタ達みたいな男は1番嫌い・・・どうなっても知らないから」
エルザの手に1本の剣が握られる。
鞘から抜いた訳ではない。どこからともなく現れたのだ。
ティアの手には鞭が1つ。
先ほどまで付いていなかった棘付きの鉄球が先に付いている。
「剣が出てきた!魔法剣!」
「珍しくもねぇ!」
「こっちにも魔法剣士はぞろぞろいるぜぇ!」
「鞭使いだって大勢いるぞ!」
「その鎧と服、引ん剥いてやるわぁ!」
それを見たルーシィは驚くが、敵側は見慣れた様子。
「エルザ」
「あぁ」
2人は短く言葉を交わすと、エルザは左側、ティアは右側の魔導士達に向かっていった。
敵の中に突入したエルザは剣で次々と相手を斬り裂いていく。
一瞬にして向きを変え、多くを薙ぎ払っていった。
「チィッ!遠距離魔法でも喰らえ!」
それを見たエルザは剣を槍に一瞬で変え、魔法を放とうとしている男に思いっきり攻撃した。
続いて槍を双剣に変え、周りにいる敵を斬っていく。
そしてその双剣を斧に変え、敵を薙ぎ払っていった。
一方その頃、ティアはというと・・・。
「うおぉりゃぁぁぁっ!」
後ろから飛んで来た魔法を鉄球で跳ね返し、そのまま鞭を撓らせる。
一瞬にして鞭は鉄球付きから鋳薔薇のものへと変化し、ティアはそれを大きく回した。
続いて鞭を鎖に変え、1人を縛り上げ大勢にその1人をぶつけていく。
そしてその鎖を分裂させて短い2つにし、両手に持って敵に攻撃を浴びせていった。
「こ、この女・・・なんて速さで『換装』するんだ!?」
「こっちの女もヤベぇぞ!かなりの『魔法鞭』の使い手だ!」
「換装?魔法鞭?」
聴き慣れない言葉にルーシィが首を傾げる。
「魔法剣はルーシィの星霊魔法に似てて、別空間にストックされてる武器を呼び出すって原理なんだ。その武器を持ち帰る事を換装って言うんだ」
エルザの説明を終えたハッピーは、続いてティアの説明をする。
「魔法鞭は1本の鞭に魔力を流して形状を変える事で相手に与える攻撃の威力が変わったり、さっきみたいに
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