妖精女王と海の閃光
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たまには素直に礼の1つや2つ言ってみろよ」
「なんで頼んでもない事に礼を言わないといけないのよ」
「・・・まぁいいや。今度は地上戦だな!」
睨み合う妖精の尻尾と鉄の森。
その中で1人、エリゴールは不敵な笑みを浮かべていた。
そしてそれをティアが見逃すはずがない。
「こっちは妖精の尻尾最強チームよ、覚悟しなさい!」
ルーシィが指を指して叫ぶ。
「後は任せたぞ。俺は笛を吹きに行く。身の程知らずの妖精共に・・・鉄の森の、闇の力を思い知らせてやれぃ」
そう言うとエリゴールは飛んで窓を突き破って、どこかへ行ってしまった。
「逃げるのか!エリゴール!」
「くそっ!向こうのブロックか!?」
その声がエリゴールに届く事はなかった。
「ナツ!グレイ!2人で奴を追うんだ!」
「「む」」
「お前達2人が力を合わせれば、エリゴールにだって負けるはずない」
「「むむ・・・」」
ナツとグレイが顔を見合わせる。
「ルー、アルカ!アンタ達もエリゴールを追いなさい!」
「うん!任せてっ!」
「面白くなってきたなぁっ!」
こっちはノリノリだ。
「ここは私とティアとルーシィで何とかする」
「何とか・・・って、あの数を女子3人で?」
「エリゴールは呪歌をこの駅で使うつもりだ。それだけは何としても阻止せねばならない」
「・・・」
エルザの言葉にティアは沈黙する。
そしてナツとグレイは既に睨み合っている状態だった。
「聞いているのかっ!」
「「も、もちろん!」」
「行け!」
「「あいさー」」
エルザの喝で2人はさっきとは打って変わって仲よさそうに肩を組み、走っていく。
「僕達も行こう!」
「おぅよ!」
ルーとアルカもナツとグレイの後を追って走っていった。
「4人逃げた」
「エリゴールさんを追う気か?」
「任せな、俺が仕留めてくる!」
両手から黒い紐のようなものを伸ばし、鉄の森所属の『レイユール』が何処かへ行った。
「こっちも!あの桜頭と緑頭だけは許せねぇ!」
カゲヤマは影と同化し、消えていった。
「あらあら、レイユールとカゲは好戦的だのう。あんなの放っておいてお姉ちゃんと遊んだ方が楽しいだろうに」
「作戦の為だよ。お前よりずぅーっとエライ」
ビアードの言葉に太っちょ・・・ではなく『カラッカ』が答える。
「こいつ等を片付けたら、私達もすぐに追うぞ」
「うん」
「えぇ」
エルザの言葉に頷き、戦闘態勢を取る。
「女3人で何が出来るのやら・・・それにしても3人ともいい女だなァ」
「
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