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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
とある応龍の怠惰目録・H
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この空間にいるってことは知らないことを知っているわけで、それは矛盾なのでフラスコ内に戻るとその内容を”うっかり”忘れ、最低限の情報だけ残る方向性が働く(司書の存在、及び自分が頼んだ能力は必須事項という事になっている)。だがそれに抵抗力のある俺は何とかなる。そういう解釈でいいらしい。らしい尽くしだが感覚で分かればそれでいいとのこと。
『ロジカルでなくセンシブルで行こう!では後は頼んだよー』
「もーめんどくせーなー・・・」
夢から覚めたら忙しくなりそうだ・・・ま、やるからには手を抜きたくないのが難儀な所かな。
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あたーらしーいーあーさがーきたー きーぼーうのーあーさーがー・・・ん?
なんか左右にある生暖かい
何某
(
なにがし
)
のせいで体が動かん!何だこれ金縛りか!?
「うにょ・・・くー・・・」
「にゅふふ・・・ドッグフード1年分だぁ・・・ぐぅ」
右腕を金髪幼女、左腕をオレンジのケダモノが枕にしていた。ベッドには入って来るなとこの前言ったばかりなのに人の話を聞かない奴だな・・・金髪幼女こと義妹のフェイトは普段と違いストレートヘアなのでちょっと新鮮だった。シャンプーの香りがする。良い奴使ってんな、いいシャンプーはマジでいい匂いするんだよなー。
キューティクルすげえなこの髪・・・維持してんのがフェイト本人でなく使い魔と保護者なのがアレだが。
そしてケダモノはいぬ形態。俺の腕を封じた罰としてお腹を撫でまわしてやろうかと思ったが義妹が片手を開放してくれないのであきらめた。
犬好きとようじょ好きにとっての希望の朝・・・俺にとっては自力で顔を洗う事も出来ない絶望の朝だが。
「こいつら幸せそうな顔しやがって・・・しょうがねえ、二度寝しよう」
フェイトの長い髪が腕をくすぐって何とも落ち着かない気分になりながら俺は再び惰眠をむさぼることにした。
あと諸君。小学生ようじょが好きな奴はロリコンじゃなくてアリコン(アリス・コンプレックス)だ!
そこん所間違えんなよ!!でわ!
――――――――――――――――――――――――――
・・・ってアレ?
『また来たのキミ?』
「アンタが連れて来たんじゃねえのか?」
『いや、今まさに夢コード切断しようとしたら君が入ってきて・・・』
「・・・ってそれAV端子じゃねえか!?何だそのアナログ!?」
司書が俺をここに連れてくる方法は意外とアナログだった。おいコラそのナーヴギアのパチモンみたいなそれ何だコラ!!カヤバーに許可とって作って(ry
結局次の目覚めまでに十数分かかったシャインであった。
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