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IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!
打鉄弐式 魔改造計画!?
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姉との関係は芳しくなくギスギスとした関係が続いている。そして一夏に手伝いを頼んだのは彼女の専用機作りのサポートだった。っといっても基盤は出来上がっていて残りは細かい調整や目玉となるシステムの完成を待つだけなのだが、それを一夏は全力でサポートしていた。

彼女の専用機、打鉄(うちがね)弐式(にしき)、その開発を担当していた倉持技研所員が何を血迷ったのかIGONEOの本部に直接、龍神 一夏の専用機のデータを全て寄越せと怒鳴り込んだのだ。当然IGOはそんな事を飲む筈も無い、交渉ならまだしもほぼ命令同然に本部の幹部の定例会議中に乗り込んできたのだ。まあ直ぐに確保され、日本政府にその馬鹿共を使って責任追求を図った。政府は官僚全員で土下座した上で所員をあっさり見捨て、研究所は半永久的に凍結処分となった。当然そこで行われていた研究も凍結されるのだが、その前に簪が政府に進言して打鉄を引き取って自分で開発に取り組んだ。

ついでに所員の末路はこの世の地獄と呼ばれている第666ビオトープへの追放。
IGOが管理していや監視しているビオトープ。IGO所有権を有してる場所だが一切管理はしていない。このビオトープ内に存在するのは全て兵器として生み出された猛獣、グルメモンスターで、ビオトープから出ないように監視している。ただあまりにも残虐非道の存在、生態系の破壊や過剰な違法物の生産、IS関係で多数の人命を奪う可能性のある命令違反・テロ行為などをした犯罪者を打ち捨てる場所でもある。IS関係で専用機持ちやそれに近い関係者ですら、名前を聞いただけで思いきり震えるほどの地上で最低最悪な場所。空を飛ぶグルメモンスターはいないが、それ以外は無数に存在する。このビオトープには人が食べられる食材はあるが、全て捕獲レベルが低く、市場でも普通にある物であるため、ここのは誰も欲しがらない。最大捕獲レベルは132、因みに数字の666は悪魔の数字とされている、当然ながら所員は全員死亡だろう

話を戻そう、間接的ではあるが簪の専用機開発が中止になってしまったのは自分のせいであると一夏は考えており出来る限り簪のバックアップとサポートを行っているのだ。自己満足ではあるが、少しでも償いがしたかったのだ。

「えっと今日は何をするんだっけ?姿勢制御システムと飛行システムのラスト調整でいいんだっけ?」
「そう、後それだけで完成するんだけど…調整が難航してて」
「それならお兄さんに任せなさいって、とっと終わらせてやるぜ」

そう言って一夏は自前の端末を打鉄弐式に繋げてプログラムを弄り始める。簪も自分の作業を開始したが…

「(凄い作業スピードが速い…私の10倍以上のスピードで終わらせてく…負けない)」

簪も負けじと作業スピードを上げて取り組んだ。無言で凄まじい速度でシステムの構築をしていく
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