05原作介入
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引いたか。何時でも戦えるようにはしているが、それは当然だろう。我々にとって、生死を賭けた戦いなのだから。
「では、GOATから入ろうか」
「要求はなんだね? 聞くだけ聞こうじゃないか」
「私がGOATに要求するのは簡単だ。清城市の中心に屹立するミッド・スパイアへの居住権を数人分だ」
「……理由を聞いてもいいかね?」
「理由など簡単だ。息子にちゃんとした教育を施すためだ」
「「ぶっ!?」」
詠二と勲の2人が吹き出したな。
「ぶはははははははははっ!」
「ごほっ、ごほっ、失礼。信じられない言葉だったのでな。統合政府時代の君からは想像もできなかった。しかし、その条件は色々と問題がある。住居の問題がだ。私が保証すれば居住権は問題無いだろうが、他の問題がある」
笑った詠二には目にもの見せてやる。
「なら、勲。お前の家に住まわせてくれればいい。妻が亡くなり、娘だけなのだろう? 家政婦みたいな事をして一緒に面倒みてやるぞ」
「おいおい、お前が家政婦ってたまかよ」
「失礼ですね。その程度、統合政府特殊部隊に所属していた私に容易い事ですよ、門倉英二様」
「うぉっ!?」
ビームライフルをお見舞いしながら明るい声で言ってやった。まあ、回避されたが。
「条件がある。緊急時にGOATの仕事を手伝ってくれ。それで、今までの行為は不問とし、その条件を飲もう」
「構わないが、仕事は選ばせて貰うぞ。捨て駒は御免だ。もちろん、給金は貰う」
「ああ、構わない。カルト教団に対する戦力として欲しいのだ。お前の得意な殺しだ。それと、家政婦としての代金も支払おう。私も娘を1人だけで留守番させるのには不安だからな」
「では、これが契約書だ」
勲に契約書を転送する。
「上からの許可も私が責任を持つ事で出た。問題無い」
サインされた契約書が再度こちらに転送されてきた。
「さて、フェンリルだが……1人1億でいいぞ」
恨みはあるが、それを持ち出す事は無い。あれは戦場の事なのだから。
「ふざけるなっ!!」
「足元見やがってっ!!」
「安いものだろう? 金がないならアークに払ってもらえ」
「ちっ、わかったよ。ほらっ」
私の口座に3億が入金された事を確かに確認した。
「契約完了だ。離脱許可を発行した。さっさと離脱しろ」
「覚えてやがれよ!」
フェンリルが離脱したのを確認して、私は勲に振り向く。
「これが連絡先だ」
「確かに受け取った。しかし、君がレックスの子を産むか……」
「統合政府の極秘任務中に仕方なくやったら、1発で孕まされただけだ」
「そうか。そ
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