05原作介入
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スペック機だ。奴の後ろには統合軍で正式採用されているアイゼン=ヴォルフのシュミクラムが並んでいる。遮蔽物の多い倉庫なのが救いか。
「中佐、どうしますか?」
「GOATの相手をするにはこちらも戦力が居るな……河瀬、蛯沢は先に行け。俺とシゼル、モホークはGOATの相手だ」
「「「「了解」」」」
「逃すな。攻撃を開始しろ」
勲のシュミクラムからレーザーや大型ミサイルが河瀬、蛯沢に向けて放たれる。
「させるかよ!」
そして、始まった戦いは他のPMCも巻き込んでの混戦となった。だが、御蔭でこちらに勝機がある。
しばらく戦い続ける、相手のシュミクラムを何体か落とせたが、まだ数は多い。このまま行けば押し切れるだろう。
「流石だな……」
「てめぇもな」
「……中佐……」
モホークが通信を開いてきた。寡黙な巨漢野郎のくせして、珍しいじゃねえか。
「どうした?」
「……おかしい……」
「これは……確かにおかしいな。中佐、他にも沢山居たPMCが撤退しています」
シゼルの報告に転送されてきたデータを確認すると、開戦当初より圧倒的に少なく、GOATと俺達ぐらいしかいやしない。
「河瀬、蛯沢はどうした!」
「くそっ、通信が繋がらん!!」
「……ジャミング」
慌てているのGOATの方も同じようだ。あちらの部隊も連絡がつかなくなったのかも知れない。
「河瀬、蛯沢というのはこの2人か?」
その声が響いたと同時に、俺達が居る場所にシュミクラムの頭部が投げ込まれた。それは河瀬、蛯沢のシュミクラムに間違いがなかった。
「てめぇ……」
「久しいな、フェンリル。それにGOAT」
2人を殺った奴は真紅のシュミクラムだった。そのシュミクラムは知らないが、そのPMCと機体の紋章には見覚えがあった。
「赤き手袋の紅の暴君……ヘイゼル中佐か」
「殺しそこねた亡霊が現れやがったか」
勲の言葉に同意し、その存在を思い出した。5年前に取り逃がした連中の1人だ。
ヘイゼル
計画通り、疲弊してくれた。後は収穫するだけだ。私はドローン達に命じて包囲させているので、何時でも可能だ。
「そうだ。さて、フェンリル、GOAT共に交渉と行こうか。既に包囲し、こちらはコアを押さえている。邪魔な他のPMCにはご退場願った」
ドローンを出現させて、ビーム・マグナムを構えさせている。既に構造体はシャルがコアの制圧と同時に強化してくれたので問題無い。
「これは君の手勢か」
「そうだ。それで、返答はどうだ?」
「いいだろう」
「ちっ、仕方ねえな」
両方、一応は
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