鬼教官と呼ばないで 3
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特に問題はありませんでした。
・宿にて
どこぞの高級ホテルか!? と思うほど豪華な宿です。 食事は昼食と同じでみんなで一緒に。
夕食後、お風呂に入り少し談笑して就寝。 大部屋に雑魚寝となっております。 もちろん、教官も一緒に雑魚寝です。 明日に対する注意事項を連絡して就寝。
→二日目朝、男性海兵が何人かもう倦怠感maxな顔で一日を過ごすハメになっていた。 彼らは飲まなかったのだろう。 何をとは言わない。
とまぁ、こんな感じで訓練は進んでいくわけです。
あ、宿ではお風呂の覗きイベント等、定番のイベントは起きていません。 というより、起きたらえらいことですからね……。 多分、サカズキさんあたりの溶岩でも降ってくるんじゃないでしょうか? それと、お風呂や就寝は流石に男女別ですよ? 今回は20人ほど新人女性海兵がいましたので、みんな仲良く雑魚寝させてもらいました。 まぁ、なぜか毎年皆さんに少し距離を取って寝られるんですけどね……。 二日目以降は大丈夫なんですけど、初日は……、何故!?
と、見ていただいたわけですが、どうです? 私すごく普通の教官でしたよね? 一切、鬼なんて似合わないぐらいの教官ですよね? え? 鬼じゃなくて悪魔? いやいや、それ何十回か前の転生先である、管理局のかたですよ。 『ツインテールの悪魔』と呼ばれた、ご家族が戦闘民族のあの方ですって。 私はいたってノーマルですよ。
こうして、今年も新人海兵の狂化合宿は終了した。
例年よりは少ないが、今年も半分以上の訓練生が訓練に耐え切れずに脱落。 しかし、訓練をやり遂げた残りの海兵達には不思議な連帯感が生まれていた。 後日、彼らからもたらされた報告は、毎年目にする報告とほぼ同じ内容であり、報告書を読んだセンゴク元帥は、それはそれは深い深〜いタメ息をついたそうである。
いくつか感想をピックアップしたので目を通していただこう。
『あの笑顔に比べれば、4メートルを超えるジャイアントライオンがぬいぐるみに見えるほどでした』
『金剛石を貫通するパンチ力ってどれほどなのでしょうか?』
『もうだめだ……。 と思ったら、もう遅い。 振り向けば笑顔有り』
『自分が強くなっていくのが目に見えてわかる素晴らしい訓練でした。 あれ、嬉し涙でもじg……』
ある中将の知らぬところで、どんどん強化されていく。 何がとは言わない。
その本人は、次の任務のため、笑顔で船に乗っていた。
なんでも、王国で内乱だそうで。
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