第19話 「趣味のお時間」
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だ。
「まあいい。キルシュバオム少佐、ヴルツェル大尉。卿らはこの機体に乗って動かしてくれ。テストしたい。好きな方を選んで良いぞ」
本当はマラサイとか、あの辺りを出したかったんだが……こいつらがっ!!
一号機に乗ったヴルツェル大尉。
ところでキルシュバオム少佐、なぜお前が二号機なのだ。
理解に苦しむのだが?
二号機は重武装タイプだぞ?
そんな装備で、大丈夫か?
「問題ありません」
宇宙空間に飛び交う白い機体。
けっ、どうせこいつらなら乗りこなすと思っていたんだ。
どうせ、どうせ。へっ。
「宰相閣下、拗ねちゃだめです」
クラリッサ・フォン・ベルヴァルト少尉に窘められた。
うわっ、めっちゃ悔しい。
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