第73話 少年たちは現状を打破したいようです
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は、節目の200階の剣豪と対峙しています。ですが、そろそろ………。」
「そうか、僅か半日で80階も上がったか。……今なら本気の松永ともそこそこ戦えるだろう。
急いで戻ってくれ、今の刹那では間違いなく負ける。」
「はい、分かりました。………随分気にかけますね、刹那には。」
「………俺が悪いんだ、そりゃ気にかけるさ。お前にも苦労をかけるな、ありがとう。」
「何を今更、我が王。では、行ってきますね。」
刀子は微笑んだ後、現れた時同様影溶けて行く。・・・全く、黒子に徹していい女だ。
いつかあいつの言う事を二つくらい、何でも聞いてやらないとな。
Side out
Side 明日菜
「まだまだぁ!!…………あれ?」
「まだもこれからも何も、とっくの昔に終わってるアル、明日菜。」
ネギにぶっ飛ばされて起き上がった―――夢を見て飛び起きた。
今朝のネギみたいにベッドに寝かされてて、隣りに古ちゃんと楓ちゃんが腰掛けていた。
・・・私も必死に修業したんだけど、ネギは遥か先を行ってた訳ね。少しでも敵うと思ったの間違いだったわね。
「あーあ……これでまたあいつは一人で行っちゃう訳ね。」
「あら、そんな簡単に諦めてしまうの?貴女らしくないわね。」
「うわぁぁ!?ノワ、ノワ、ノワ!?」
「…………私、そんな驚かせる事したかしら?」
私がズドーンと落ち込んだ所で、いつの間にか横に来ていたノワールさんに話しかけられまた飛び上がった。
諦める・・・ね。確かに、諦めたって仕方ない力の差だったわよね、アレ。
そのネギが勝てない奴がゴロゴロいる世界に私達が行ったってどうしようもないわよね。
「……って、そんな簡単に諦められないわよ!!」
「そうよねぇ、そうに決まってるわ、そうこなくちゃねぇ。」
「あ、拙者はもう大丈夫なのでそろそろお暇「何か言ったかしら?」……何でもないでござるぅ……。」
およよよ、と楓ちゃんが涙を流した所で、私達三人はノワールさんに連れられて他の皆の所へ。
そして皆と一緒に魔法陣に乗って、今度は一転して山の中に来た。
「さて、負け犬の皆さん。あなた達は本当に坊やと一緒に行きたいのかしら?」
「……………も、もちろんです!それが火の中だろうと水の中だろうと!」
「水の中、に関しては言い得て妙ね。人間如きじゃどうしようもなく抗えない、浅い所でさえ危険が伴う。
魔法世界って言うのはそう言う場所よ。」
愁磨さん達に言われた事を再度ノワールさんに言われて若干ウンザリしそうになったけど、この人達が
何回も注意するその意味。本当に危険で、そこに行くなら今度こそ自分の身は
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