第14話 アルフォルト星域会戦
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の厚い戦艦を外側に配置して密集隊形を採り、艦隊の立て直しを図れ!」
合流した銀河帝国軍は球形陣を敷いてロアキア軍の攻撃に耐えつつ、艦隊の立て直しを図る。
「敵は密集隊形を採りましたな。現在は別動隊との挟撃態勢にありますが、このまま敵を包囲いたしますか?」
「いや、まだ敵の方が数において此方を上回っている。下手に追い詰めて窮鼠と化したら思わぬ逆撃をくらいかねん。ここは半包囲に止めておくべきだろう」
「なるほど、敢えて逃げ道を作ってやるのですか」
「そうだ、逃げ道があれば窮鼠になることはないからな。この一戦で戦いが終わるわけではない。無駄な犠牲は避けるべきだ」
一方、半包囲された銀河帝国軍は懸命に立て直しを図るが、ロアキア軍の攻撃が激しくそんな暇は無かった。
「怯むな! 戦列を維持して、ここは堪えるんだ!」
「閣下、このままでは我が軍は全滅します! 幸い、敵の包囲陣は完成しておりません。ここはお退きになって捲土重来を期すべきです」
「……そうだな、卿の言うとおりだ。ここは退こう」
19時40分。
銀河帝国軍はオリアスが意図的に空けていた穴から脱出して、アルフォルト星域より撤退した。
この会戦における銀河帝国軍の損失艦8510隻。
ロアキア軍の損失艦は1870隻であった。
勝利したロアキア軍も僅かながらもその戦力をすり減らしており、いずれ今回以上の戦力を揃えて襲来するであろう銀河帝国軍に減少した戦力で対抗しなければならない。
だが、この日だけは、誰もがそんな先のことなど考えずに勝利を祝って飲み明かした。
==アルフォルト星域会戦時のアドルフ==
会戦開始時:「……zzz……」
1時間経過:「〜zzz〜〜」
3時間経過:「…zzz〜」
5時間経過:「zz……zzz……」
会戦終了時:「zzz……〜☆♪≦@」
どうやらずっと爆睡していたようだ………。
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