第1章 僕と文月学園。
七時間目 Bクラス戦!
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
起きると、既に、作戦会議は始まっていたようだ。
「今日のテストが終わったら、Bクラスに行って宣戦布告してこい」
「断る。そんなの雄二が行けばいいじゃないか」
よくわからないけど、どうやら宣戦布告に行く使者のことで、言い争いをしているらしい。なら...
「使者なら僕が行こうか?」
「え、いいの!?」
「別に雄二がいいならの話だけど」
「雄二いいよね?」
「ん、まぁしょうがない。いいだろう。本当は、明久のボロボロになる姿を見たかったんだけどな」
「雄二、今のは嘘だよね」
「よし、ありがとう雄二」
「ねぇ、無視しないでよ!」
「「あれ、明久いたの(いたのか)?」
「さっき思いっきり喋ったじゃん!」
「まぁ、冗談は置いといてだな、取り敢えず宣戦布告を頼む」
「ん、ラジャー」
そして、午後のテストが始まった。
「おーい。雄二。宣戦布告してきたよ〜」
「あ、蒼空、おかえ―りっ!?」
「どしたの明久」
「血、血!」
ああ、返り血か。
「ああ、これ返り血だよ」
「じゃあ、Bクラスは...」
「何か襲いかかってきたから、返り討ちにしてた」
「蒼空って、何か習ってたりする?」
「ん〜、武道を多少」
以上閑話休題。
翌日
キーンコーンカーンコーン
昼休み終了のベルが鳴った。
いよいよBクラス戦開始だ。
「よし、行ってこい!目指すはシステムデスクだ!」
『サー、イエスサー」
敵を教室に押し込むのが目的となるので、勢いが重要となる。
ぼくらはほぼ全力疾走でBクラスへと向かう廊下を駆け出した。
今回の主武器は数学なので、僕の出番はそこまでないと思う。
「いたぞ、Bクラスだ!」
「高橋先生も連れているぞ!」
正面には、Bクラスメンバーが10人ほど。多分様子見だろう。
「生かして返すなーっ!」
…...もうちょっと潰したほうがよかったかな。
『Bクラス 野中 長男 vs Fクラス 近藤 吉宗
総合 1943点 vs 764点 』
ヤバイ。桁が違う。
『Bクラス 金田一 裕子 vs Fクラス 武藤 啓太
数学 159点 vs 69点 』
『Bクラス 里井 真由子 vs Fクラス 君島 博
数学 152点 vs 77点 』
う〜ん、これは圧倒的だな。第1陣がことごとくやられていく。
「お、遅れ、まし、た....ごめ、んな、さい...」
よし!姫路さんが来た!
「きたぞ!姫路瑞希だ!」
Bクラスの誰かが叫ぶ。
う〜ん、やっぱりバレてるか......。
「姫路さん、来たばかりで悪いけど......」
「は、はい。行って、きます」
そのままとたとたと戦場に紛れ込む姫路さん。
......な、
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ