呪歌
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ナツとルーは自分の荷物を掴み、それをカゲヤマが止めようとする。
「鉄の森に手ぇ出したんだ!ただで済むと思うなよっ!妖精がぁっ!」
「こっちもテメェの面覚えたぞっ!」
「さんざん僕達のギルドをバカにして・・・!」
列車が発車する。
「今度は外で勝負してやぼる・・・うぷ」
「ナツー!?せっかくカッコよく決めてたのにー!」
一方その頃、魔導四輪をレンタルして列車を追っているエルザ達。
魔導四輪とは馬車よりスピードが出るが運転手の魔力を消費する魔法アイテムだ。
「とぅ!」
「えい!」
「ナツ!?ルー!?」
ようやく追いついた列車の窓から、ナツとルーが飛び出してきた。
「なんで列車から飛んでくるんだよォ!」
「どーなってんのよ!」
「うぉあっ!」
「やっべぇ!超面白れぇーっ!」
アルカ、大興奮。
魔導四輪はかなりのスピードを出していた為、急には止まれない。
そして魔導四輪の屋根の上にはグレイ。
どういう事かというと・・・。
「「ぎゃあああああああああっ!」」
こういう事だ。
説明すると、魔導四輪の屋根の上にいたグレイと列車から飛び出してきたナツの額が思いっきりぶつかった。それもナツは凄いスピードでグレイの方に向かってきたため、威力倍増状態で。
ルーは自分の魔法を駆使し、宙に浮いていた。
そしてぶつかった2人は地面に激突する。
「ナツ!無事だったか!?」
「グレイの心配はしねぇんだ」
アルカの言葉はスルーである。
「痛ーっ!何しやがるっ!ナツてめぇっ!」
「今ので記憶喪失になっちまった!誰だオメェ、くせぇ」
「何ィ!?」
「ナツー、ごめんねー」
「ハッピー!エルザ!ルーシィ!アルカ!ティア!ひでぇぞ!俺を置いてくなよっ!それにルー!飛ぶなら俺を抱えて飛んでくれてもいいじゃねーか!」
「すまない」
「ごめん」
「まぁいいだろ。面白かったし」
「そこまで頭が回らなかったよ、てへっ」
「置いていかれるのが悪いのよ」
「おい・・・ずいぶん都合のいい記憶喪失だな・・・」
その通りだ。
「無事で何よりだ、良かった」
「硬っ!無事なもんかっ!列車で変な奴に絡まれたんだ!」
「そうそう!確か・・・アイ・・・ゼン・・・バルト?」
それを聞いたルーシィ達は一名を除いて目を見開く。
言うまでもないだろうが、その一名とはティアの事だ。
「バカモ・・・」
エルザの手が振り上げられた、その時。
ぱし、とエルザの腕を掴んだ人間がいた。
反射的にエルザが振り返る。
「ティア?」
「叩く必要はないわ」
「だが2人
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