第四章 別れ
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「嘘だろ??何だよこれ、嘘だろ!!!」
「ふざけるなよ!出せ!ここから出せよ!!!」
「こんなの困る!このあと約束があるのよ!!!」
「嫌ぁぁ!帰して!帰してよおぉお!!!」
悲鳴、怒号、絶叫、罵声、懇願が広場に響き渡る
「クライン、ノア、ちょっと来い」
キリトはクラインとノアの腕を掴み、荒れ狂う人垣を縫って早足に歩き始めた
「??クライン、ノア、いいか、よく聞け
俺はすぐにこの街を出て、次の村に向かう、二人とも一緒に来い
アイツの言葉が全て事実なら、この世界で生き残っていくには、ひたすら自分を強化しなきゃならない
《はじまりの街》周辺のフィールドはすぐに枯渇するだろう
モンスターの再湧出をひたすら探し回るはめになる、だから今のうちに次の村を拠点にした方がいい
俺は、道も危険なポイントも全て知ってるから、今のレベルでも安全に辿り着ける」
「でも??でもよ、前に言ったろ
おりゃ、他のゲームでダチだった奴らと一緒に徹夜で並んでソフト買ったんだ
そいつらももうログインして、さっきの広場にいるはずだ、置いて??いけねぇ
それに、おめぇにこれ以上世話んなるわけにゃいかねえよ、オレだって、前のゲームじゃギルドのアタマ張ってたんだしよ
大丈夫、今まで教わったテクで何とかしてみせら??だからおめぇは気にしねぇで次の村に行ってくれ」
「???」
キリトはクラインの言葉に少し黙った後、溜め息を吐いて口を開いた
「そうか、なら、ここで別れよう、何かあったらメッセージ飛ばしてくれ
行くぞ、ノア
じゃあ、またな、クライン」
キリトはひらりと手を振り、次の拠点となる村があるはずの方へ体を向けた
「おい、キリト、ノア!
おめぇら、本物は案外カワイイ顔してやがんな!結構好みだぜオレ!!!」
キリトはその言葉に苦笑し、肩越しに叫んだ
「お前もその野武士ヅラの方が十倍似合ってるぞ!!!」
「クラインさん、またね!!!」
ノアもクラインの方を向き叫ぶ
キリトはそのまま振り向かずに、ノアを連れて、まっすぐ、ひたすら歩き続けた
数分ほど歩いたところでノアがキリトの服を引っ張ってきた
「どうした?」
ノアは不安そうな顔でキリトの顔を見上げていた
「???」
「ノア?」
「?ねぇ、あの人?茅場晶彦が言ってたことは全部、本当のこと、なんだよね???」
「ああ、そうだ」
「HPがゼロになったら本当に死んじゃうんだよね?」
「?そうだ」
「?恐いよ??私?死にたく?ないよ??」
ノアは目に涙を浮かべ、震える声で呟いた
キリトはノアを安心させるように優しくノアの頭を撫でた
「大丈夫だ、お前は死なない」
「?ホント?」
「ああ、お前は
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