七十四層攻略その一
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あの最悪のデスゲームが始まってから約二年。残るフロアは二十六層、生存者約六千人。それがアインクラッドの現状だ。
キリトサイド
「ふっ!」
俺達二人は今日も攻略に勤しんでいた。強敵リザードマンロードを水平四連撃スキル「ホリゾンタル・スクエア」で爆散させた後、どちらとも無く帰ろうと言い出し、出口へ向かっている最中だ。
「ん?おいキリト、あれをみろ。」
転移門に向かう途中、相棒のクラディールが囁いて来た。彼が指さした方向に視線を凝らしてみるとそこにいたのはラグー・ラビットと言う激レアモンスターだった。
「クラディール、お前投剣スキル上げてるか?」
「びたいち上げておりません。」
即答した相棒に苦笑しながらも、スローイングピックを構える。
「・・・シッ!」
祈るような一撃は見事に命中し、奴のHPをゼロにした。
「俺が料理してもいいけれど・・・もっと上手い人がいるよな?」
俺達は彼女が訪ねて来ることに一縷の希望を残し、自らのねぐらへと転移した。
「リリーナに料理してほしいなぁ・・・」
「アスナに料理してほしいなぁ・・・」
意外にも俺達二人は料理してもらいたい人が違っていた。
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