暁 〜小説投稿サイト〜
BALDR SKY
04母さんとお出かけ
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へと移動(ムーブ)すると、目の前にあったのは……巨大なローラーが特徴的なシュミクラムであるアイアンローラー。そして、通路は狭い。つまり、迫ってくるそれから逃げる手段は無い。この副構造体は頑丈に作られているようなので、樹形図の設計者で予測した場所にビーム・マグナムとリボルビング・ランチャーの徹甲榴弾 (MGaAP) を連射で叩き込んでやる。すると、完全に破壊できた。ビーム・マグナムとリボルビング・ランチャーはぶっちゃけフォースクラッシュ技1発分の威力があるし、それを6連射と4連射もすれば大概の敵は倒せる。お金は痛いけど。

「お金稼がないと……」

アイアンクローラーを倒して先に進むと、そこには電子体サイズの通路があった。仕方無いので敵性体がいないかをしっかりと調べた後、電子体に移行(シフト)して、罠などをないかツールで解析しながら進んでいく。そして、その奥には生体ポットがあった。

「裸の女の子……っていうか、エセルドレーダ?」

紫色の髪の毛をした少女の電子体があった。配置されたコンソールからもデータを引き抜いて解析すると、ノイ先生と同じような存在みたいだ。ただ、ノイ先生と違ってこちらは戦闘面が強化されている。そして、未起動なだけあってマスター登録がされていない。失敗作でもあるようだから当然だ。失敗部分……精神的な部分を樹形図の設計者で修正して、残りの不具合が出そうな場所も簡単に修正する。元から完成間際で廃棄されたもう一つの理由が肉体形成の遅さだったようで、数年も経っている今は既に形成されているようだ。

「えい」

もちろん、俺をマスターに登録して、起こす。すると、ポットが開いて液体が流れ落ちて消える。その後、エセルドレーダが目覚めた。

「マスター、おはようございます」

こうして、俺はチートで貰う物を全て貰えた。







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