04母さんとお出かけ
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「ちっ、先客がいるか。シャル、探れるか?」
「任せて」
構造体をハッキングして、シュミクラムの反応を探知する。ジャミングがかけられていればその発生源の場所を突き止めればいいのだから容易い。ジャミングの解除も樹形図の設計者にジャミングデータを入れれば簡単に解除できる。
「反応は19体」
「先行組はそいつらか。これからどんどん増えるからな。今はそいつらを殲滅する」
「了解。それじゃあ、ちょっと待ってね」
「どうした?」
お母さんを置いて、ちょっと集中して掌握してします。
「母さん、隔壁の制御を奪ったから最大速度でいこう」
「了解」
俺と母さんは最大速度で敵を無視しなが突き進んで、背後から先行している部隊に追いついた。そこは広いホームで隔壁を破壊しようとしているようだ。そこに、母さんが容赦無くビームライフルを放ち、3体を纏めて破壊する。
「敵襲!」
俺も母さんとは突撃して、クローでシュミクラムを5枚降ろしにして、瞬時に回転しながらブーストで移動してビームサーベルやクローで敵を切り裂いて殺す。これで相手は脳死なのだが、そこに悩む事なんてない。精神力のチートが聞いているんだろう。
「やっ、やめ……うぎゃあああああああぁぁあぁぁぁぁっっ!!!」
俺が7体倒す頃には母さんは11体殺し、1体を尋問していた。というか、こいつらは見た事あるシュミクラムだな。
「シャル、ここはノインツェーンの遺産が眠っているらしいぞ。確保してこい」
「母さんは?」
「私はお客様の歓迎だ」
「了解」
確認してみると、本当に凄い数のシュミクラムがこの構造体に移動してきている。
「どうせなら、ドローンも使おうか」
「雑魚には使えし、壁にはなるか」
「それじゃあ、自爆装置もつけたし、やばかったら自爆させてね」
「了解」
シナンジュを10体ほど配置して指揮権を母さんに渡した。その後、俺は構造体の奥へと進んでいく。無数のウイルスやドローンを撃破していくのは問題にすらならなかった。何故なら、こっちのドローンの方が優秀だからだ。隔壁は全部開けられるし、コアに着くのは容易かった。
「さ〜て、コアを掌握して、情報を引き出してやろうかな……」
コアの掌握を終わらせて、データを引き抜く。それを樹形図の設計者に投入するとエラーが発生した。原因をよく調べると、それは判明した。
「副構造体か」
この構造体に寄生するように作られた隠しエリアが存在する。そこへのアクセスポイントもここにある。
「母さん、ちょっと行ってくる」
『良いだろう。気をつけてな』
「了解」
副構造体
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