第5章 契約
第73話 湖の住人
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て居るはずなのに、何故か彼女。ティターニアと話している瞬間だけは、日本語で会話を交わして居るように感じられたのだ。
そうして、
「貴方の手助けを行う。それが私の願い。其処に、精霊界の思惑などは一切存在する事は有りません」
……と告げて来る。
真摯な瞳と、今まで彼女から感じた事のない強い意味の言葉で。
本来ならばこのガリアの守護の担うべき存在が……。いや、今はそんな事はどうだって良い。
それよりも……。
俺も、真剣な表情で彼女を見つめ返した。もう、受肉した存在との契約方法を問い返すような無粋なマネをする必要は有りません。
彼女が瞳のみで答えを返して来る。
そして……。
頭上五十メートルの高見から見つめる女神像と、秋独特の澄んだ高い大空に有る太陽星君が祝福する中、俺と彼女との契約は為されたのでした。
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