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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第149話】
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った。
嫌われていた――それも、今言ったのが本当なら全コアから嫌われているという衝撃の事実。
そう思っていると、ムラクモが再度口を開く。
「……でもね。さっきも言ったけど【私はいつも貴方を見ていたの】。……貴方が少しでもISの事を解るために、毎日図書館から借りた本とにらめっこしてた事。……使用時間外にISを使用して、先生達に怒られた事。……それでも、時折部分展開して私と解り合おうとしたこと――とかね。他にもISとは関係のない体力トレーニングとか。……後は、えっちな事ばかり……」
最後の方は、顔を真っ赤にしながら告げるムラクモ。
言い終えるとぷいっと顔を背けた。
「……改めて言われると凄く気恥ずかしいな、これ……。てか思春期で性的な事考えないやつはいないと思うぞ?」
「……そ、そうだけど。――もぅ!また話逸れちゃったじゃないッ!!」
俺のせいじゃ無いと思うんだが――。
――そう思っても、考えてることが読まれてる訳で、その瞳が語るのは明らかに【貴方のせいで話が逸れたのよ】という。
「――とにかく、最初は私も――他のコアも貴方が嫌いだった。……でもね。私を通じて貴方が【どれだけISの事を解ろうと必死になっていたか】、コア・ネットワーク経由で皆解ってくれたの。……もちろん、私もね?」
「……ん、皆に嫌われていたから俺は飛べなかったということか?」
「……そうだね。あの当時に他のISにヒルトが乗っても、皆空を飛ばせなかった筈」
空を見上げ、微笑を溢してから再度俺を真っ直ぐと見つめる。
「――でもね。貴方がレーゲちゃん――。ラウラ・ボーデヴィッヒから織斑一夏を庇うように射線に入った時から私も大きく心変わりしたかな?……痛かったけど」
「……わ、悪い。……やっぱり痛かったんだよな、今福音と戦ってダメージ受けたときも……」
「ふふっ。ヒルト、嘘よ?――【貴方が傷付くのが嫌だから代わりに私が貴方を守る】。だから大丈夫!」
言って、舌をペロッと出して悪戯が成功した子供の様な表情を見せるムラクモ。
そんな仕草に、頬をかいているとムラクモはそのまま口を開き――。
「まあとにかく、今は貴方の事を嫌うコアは少数かな?」
「……それでもまだ少数居るんだな」
「うん。――とにかく、私は貴方が好きよ?だから……これを」
言って、両掌を真っ直ぐと此方に伸ばすと掌から大きな紅いエネルギーの塊が粒子を放出し、辺り一帯を紅く、そして眩く光輝かせた。
「……これは?」
「【貴方が望んだ力よ?】……これがあれば、福音を倒せる」
「望んだ……力……」
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