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真・恋姫無双 矛盾の真実 最強の矛と無敵の盾
崑崙の章
第23話 「ご主人様を……一緒に守ろ?」
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あとはもう、星の覚悟次第なのだ。
 
 そう考えた矢先――扉を叩く音がした。

「ん? はーい、いるよぉ」

 多分、朱里か雛里かな?

 俺は扉を開けようとドアのノブ……取っ手に手をかけて、開く。
 そこに居たのは……

「失礼しますぞ、主」
「星……って、おい!」

 こちらの了承など関係なしに部屋に入ってくる星。
 どういうことだろうか?

「星……えっと、どういう用なのかな?」
「どういう用か、ですと? これはまたおかしなことを」
「……は?」

 人の部屋にずかずか入ってきて、用を聞いたらおかしな事?

「女が男の部屋に来る用など……決まっておるではありませぬか」

 …………………………

「あー……あ、そうだ、俺、用事があったんだー」
「冗談です」

 つつつ……と、扉に回りこむ星。
 ちい……逃げ道を塞がれたか。

「はあ……星は相変わらずだな」
「お褒めに預かり、恐悦至極」
「褒めてねー……」

 ジト目の俺と、素知らぬふりをする星。
 そして、どちらともなく、プッっと吹き出す。

「ははは……で? 話があるんだろ?」
「ふふふ……はい」

 そう言って、星はその場に跪いた。
 その様子に、俺も真顔にならざるを得ない。

「先程は大変失礼を致しました。主に対して畏れを抱くなど……臣下としてあるまじきことでした。お許し頂きたい」
「いや……誰しも見たことのない業には、恐怖を抱くさ。実際、俺もやり過ぎたと思っているし……」
「いえ。あれだけ先に注意をされていたにもかかわらず……なおかつ、自身の真名にかけても誓った秘密に恐れ慄くなど、武人の恥辱。このお詫びは……」

 星の言葉に、思わずきょとんとして……苦笑する。

「……星らしい、というべきかなあ」
「……そうでしょうか?」
「ああ。普段は飄々としている癖に、そういう律儀なところではガチガチになる。まったく……」

 俺は、少し笑って手を差し出した。

「これからも力を貸してくれるのかい?」
「もちろんです。私の身命は、全て主のものです」
「……ありがとう」

 俺の手を取る星。
 初めて星に……俺自身が認められたような気がした。

「そういうわけで主……」
「ん? なんだい?」
「抱いてくださいませ」

 ブホッ!
 思わず横を向いて吹き出す。

 な、なにを言い出すんだ!?

「せ、星!? なに言ってるんだよ!」
「おや? なにを焦っておいでか」

 きょとんとした……マジできょとんとした顔でそう言う星。
 その表情は、普段のように冗談をいうようなものでなく……本当にどうして? という顔だった。

「い、いや、だって……だ、抱いてく
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