第128話 ショールの悩み
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マグノリアの街は、木から葉が全て落ち丸裸になっていた。木枯らしも吹いて、冬になる直前だ。ギルドの皆も、服装が変わる。俺も以前より暖かい服装にチェンジした。
マ「はわわわわ・・・季節の変わり目は眠くな・・ZZZ・・・・」
ユ「こんな所で寝たら風邪引いちゃうよ。」
フ「ユモの言うとおりだ。」
つい最近までギルドの医務室で横になっていたユモは、体が丈夫だったお陰かたったの3日で回復した。でも、ユモの額には大きな傷跡がくっきり残った。かなり深くやられたんだろうな。どうしてユモがあんな大怪我をしたのか聞いても本人は教えてくれなかった。どうやらグレイは知ってるみたいだけど。・・・実を言うと、俺も知っている。また『予知』したんだ。ユモとイレーネが森の中で格闘技で戦っている『予知』を―――――
ウェ「ユモさん、本当にいいんですか?その傷跡?」
ユ「良いの良いの。」
ル「でも、顔よ。」
ユ「私はそんなのあまり気にしない性格なんだ。」
マ「ユモって、見た目によらず結構大雑把だよね☆」
それをマヤが言うのもなんだけどな・・・その時、
ナ「クエスト行くぞーーー!」
ハ「行くぞーーー!」
ナツとハッピーが俺とトーヤが座っていたテーブルに依頼書をバンッ!と叩きつけながら言う。その反動で俺とトーヤが飲んでいたコーヒーとお茶がひっくり返った。
ショ「おいナツ、ハッピー、クエストに行くのはいいけど、人の飲み物をかっぱがすな。」
ト「そうですよ〜!」
ナ「へへっ。悪ィ悪ィ。」
ハ「あい。」
全然反省してないだろ・・・まっ、残り少なかったからいいか。
グ「クエストか。最近行ってなかったもんな。久々に暴れるか。」
リョ「って言いながら服を脱ぐな。」
グ「おぉ!」
シャ「今回はどんなクエストに行くの?」
シャルルの質問にハッピーが目をハートにしながら依頼書を見せる。
ハ「【脱獄囚 幽霊の骨の魔道士の捕獲】だよ。」
ナ「ルーシィ、報酬は360万Jだっ!」
ル「何で真っ先に私に言うのっ!?」
それはルーシィがいつも金欠だからじゃ、ないかな?
ト「幽霊の骨?」
ショ「盗みを繰り返して評議院に逮捕されたけど、1週間くらい前に81人中15人が脱獄したんだ。」
ウェ「確か、脱獄したほとんどの人がすごい魔法を使う人なんですよね。」
街の噂では、どこかに身を隠しているみたいだけど・・・
リョ「奴等の居場所、もう分かったのかっ!?」
評議院もすごいな〜。
エ「報酬は1人36万Jか。家賃が払えるな、ルーシィ。」
ル「うん!約5か月分、頑張るよ〜!」
ルーシィの目が燃え
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