暁 〜小説投稿サイト〜
Black Engel and White Engels
魔法少女はじめました
Opening
序「そこに至る道」
[3/8]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
クラスに揃いました。
流石に幼稚舎のようにもみくちゃになることはありませんでしたが、それでも少し、クラスの人に囲まれてしまいました。
でも、もう泣くことはありません。涙ぐむことはありますが・・・
「絵里ちゃん、今日遊びに行ってもいい?」
蒔絵ちゃんが声をかけてきました。
蒔絵ちゃんの家は、ママが幼稚舎の頃に亡くなってしまい、あたしのママが蒔絵ちゃんのママがわりになっています。
「いいよ。みんなであそぼうよ。」
こうしてあたしのうちでみんなとよく遊ぶようになりました。
3年になると、百合ちゃんとは同じクラスになったものの、華英ちゃんと蒔絵ちゃんとは別のクラスになりました。
「久瀬絵里です。よろしくおねがいします。」
そういって、あたしは自己紹介をしました。今日は始業式。
クラス替え後の初めての学校です。
「櫻井紗英です。よろしくお願いします。」
それが紗英ちゃんとの出会いでした。
そのクラスは紗英ちゃんが学級委員になりました。が、
「なんでここにゴミがあるのですが、きっちり掃除してください。」
「なんでここに花瓶が置いてあるのですか?きっちり片付けてください。」
どうも、キッチリするのが好きな子なようです。
みんな、どうも紗英ちゃんがキッチリキッチリいうので、疲れて、ピリピリしているようです。
「ちょっと!あんまりキッチリキッチリ言わないでよ!」
クラスの子が一人きれてしまいました。
その声にみんなが反応して。そうだ!そうだ!と声を上げて紗英ちゃんを責め立てます。
「ちょっと、ちょっと。」
あまりの迫力に、紗英ちゃんが泣き出しそうになりました。
「ちょっと待ちなよ!」
思わずあたしは声を上げていました。
「そんなに責めちゃかわいそうだよ。みんな、紗英ちゃんがなんでそういうのか聞かなきゃだめだよ!」
その後、紗英ちゃんがみんなと話をして、お互いにわかったようです。
その後、紗英ちゃんがキッチリ!といってもみんな、「そうだね。」と反応して、穏やかになっていました。
それでもひどい時には、あたしが
抑え役
(
ストッパー
)
になってしまいました。
なんでなんでしょうか?
5年生になると、紗英ちゃん、蒔絵ちゃんと同じクラスになりましたが、百合ちゃん・華英ちゃんとは別のクラスになりました。
相変わらず、たまに紗英ちゃんは「キッチリ」と言っていますが・・・
「ちょっとお姉ちゃん!みんなの迷惑でしょ!」
双子の妹、智花ちゃんが紗英ちゃんを止めています。
「なんで昔からお姉ちゃんはこうなのよ!みんなの迷惑でしょ。」
そう言うと紗英ちゃんがシュンとして、「分かったわよ」といって、言われた子に謝っています。
「智花ちゃん、すごい!」
あたしは思わず智花ちゃんに話しかけてい
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ