マジカル☆ウィッチルフェイちゃん、短距離転移(ショートカット)する!
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
は有りませんが、アーシャさんはガクガクブルブルしています。それから、しばらくして、崩落が収まったと同時にリーちゃん達が瓦礫を吹き飛ばして現れました。魔術で装甲を強化していても、多少はへこんでいるようで修理が必要でしょう。そして、それは相手も同じでした。
「まだ動いてる?」
「ニオは……」
「錬金術師に魔女め、よくもやってくれたな……」
太陽(?)の光が降り注ぐ中、同じように瓦礫を吹き飛ばして巨大なスラグが出てきました。ですが、足は壊れたようで、スパークが起こっています。
「あれでも、倒せないなんて、どうしよう……?」
「大丈夫ですよ、ほら」
「そうにゃ」
さっきから黙っているベルちゃんが5つの紫色の炎を産み出し、五芒星に配置し、その周りに術式を展開しました。そして、黒嬢とは別に白く厳かな杖を取り出して、それを術式に飲み込ませました。
「ふふん、ウィルベルさんのとっておきを見せてあげる!」
「来たにゃー!」
「にゃ〜〜」
楽しがっている黒歌とは別に怖がっている白音を抱きしめて、改めて結界を強固にします。すると直ぐに空か多数の燃えた小さな隕石がスラグに降り注ぎました。
「この程度、対した事では……」
「まだよ! 空よ、落ちてきなさあああああいっ!!」
ベルちゃんの手から術式が空打ち上げられて、それが巨大化して中から巨大な燃え盛る隕石が落ちてきます。その威力は凄まじく、遺跡の大半を破壊してスラグを押しつぶしていきます。それと同時に凄まじい衝撃波が放たれますが、そちらは結界でここ以外に被害をでなくします。ベルちゃんだって、数発撃てば星を砕けると思います。
「ま、ざっとこんなもんよねぇ」
ドヤ顔をするベルちゃん。遺跡の上部が完全に破壊されてちょっと斜め上には村の姿も見えました。そこに居る人達は唖然としています。ゲームならまだしも、現実でメテオなんて撃ったら被害は甚大ですよね。
「あわわわ、ど、どうしましょう……」
「壊しちゃいましたね……」
「人事みたいに言ってるけど、ルフェイも共犯なんだからね」
「ど、どうしてくれるんですか! 採取場所が壊れちゃいましたよ!」
「「そっちっ!?」」
やっぱり余裕みたいです。しかし、楽しそうに話している私達と違う人が1人。
「想定外の負荷を確認。活動……停止」
ニオ(?)は紫のスパークをバチバチと鳴らしながら浮かんでいました。まだ動く事に私達も警戒を取ります。ただ、尖兵たるスラグは使い物にならないでしょうが。
「あ、あなたはニオじゃないですね? どなたですか? どうしてニオの姿をしているの!」
「ニオ? この個体名の事か?」
「そうです! 私の妹なんです。ニオを返してく
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ