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前は別のところだったな。ココに来るのは初めてだし、案内してやろうか?」
「別に敷地内に入って案内板見れば大抵わかるって。じゃあとりあえず行こうぜ」

 そして、和人の後を着いていき病院の三階まで上がると患者のプレートが入っていない病室の前に着いた。

「ここだな」

 和人がそう呟くとノックしてドアを引きあけると、

「おっす!桐ケ谷君、お久しぶり!それと初めまして如月君!」

 二人を出迎えたのはナースであった。どうやら和人は久しぶりと言われているので何回かあってるだろうが自分は初めてなので軽く会釈をする。それを見たナースは手を大げさに振った。

「そんなかしこまらなくてもいいよ。私は安岐っていうの。よろしくね、如月君」
「よろしくお願いします」
「あ……どうも、ご無沙汰しています」

 そう聞いてうんうんという感じで頷くと和人のほうに近づいて二の腕や脇腹をぎゅうぎゅうと触る。それに驚いた和人は声を上げた。

「わ……わぁ!?」
「おー、結構肉ついたねえ。でもまだまだ足りないよ。ちゃんと食べてる?」
「た、食べてます食べてます。というよりなんで安岐さんがここに……」

 そう聞くと安岐さんは答えながら今度はこちらに向かってくると和人のように腕や腹をぎゅうぎゅうと触ってくる。

「あの眼鏡のお役人から話を聞いてるよ。なんでも、お役所のためにネットワークの調査なんだって?まだ帰ってきて一年も経ってないのに大変だね。……君、すごいね……如月君、君って確か特別治療室から出てきたから他の人よりもリハビリとか遅かったはずなのに桐ケ谷君よりも肉がついてるじゃない。しかも、筋肉も」
「ちょっとスポーツをやってるんで。なかなか全盛期には戻ってないんですよね」
「へぇ、そう聞くと気になるね。っと、それは置いといて、今回のモニターチェックは私がやるようになってるから二人ともよろしくね」
「あ……こ、こちらこそ……」
「よろしくおねがいします」

 二人は挨拶をして差し出された安岐ナースの手を握って挨拶を済ませる。

「で、あの眼鏡の役人は来ていないんですか?」
「うん、外せない会議があるとか言ってた。伝言、預かってるよ」

そう言って安岐ナースは茶色い封筒を渡してきた。それを和人が受け取ると中身を確認する。そしてこちらに回す前にその手の中にある封筒に入っていた紙を握りつぶしてポケットに突っ込んでしまった。

 どうせ、あの役人のことだろうから変なことでも書いてあったんだろうと思いながら自分はダウンを脱いでから病室の端にあるハンガーにかけた。

「じゃあ、ネットワークの準備は終わってるから二人とも服を脱いでベットに寝転がってね」
「「へ?」」

 一瞬そういわれて思考が停止するがすぐにベットの脇
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