神様の事情と裏の理由
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の際手段は問わない。
重要なのは、その人間が刑事にならなかった運命をたどった世界においては、本来捕まるはずだった犯罪者が野放しになり、解決するはずだった事件が未解決になるかもしれないと言う事だ。
究極的に、死ぬはずの人間が生き残り、生きているはずの人間が死ぬ事もありうる。
所謂、バタフライ効果という奴だ…どこぞのオリ主がたいした事もないのにこの言葉を使うが、その本当の危険性は同一時間軸では無く、未来に置いて何が起こるか分からなくなる事に在る。
その結果としてより良い結果になる可能性を否定はしないが、逆に原作より悪い結果にもなりかない運任せな行為だ。
特に今回のように、物語を下地にした世界において安置のように主人公を強制退場させてなりかわろうとする行為は相当の理由がない限り最大級のタブーであり、大母神が定めだたオリ主の禁則事項、その第壱条に該当している。
主人公の排除が第一の危険行為にあたるのは、彼等は多くの場合で世界の存亡にかかわる事になるからだ。
つまり世界の衰退と崩壊にダイレクトに関わってくる運命…というよりも関わることが決定している。
「それなら俺が代わりにやってやる」…と安置辺りは言うだろう…実際言っていたが、はっきり言ってそれは不可能だ。
確かに最初のうちは“原作知識”で上手くやるだろうが…“原作”を外れた時点で連中は役立たずになる。
映像として描かれていない部分にも当然生活があり、エピソードがある。
中には主人公だから、主人公にしか解決できない事もあるだろう…それに直面した時、オリ主たちは対応できなくなる。
元もと、ちょっと力を持っただけの基本一般人が、元々の高いスペックに加え、原作にない場所で日々の練習や積み重ねを経た主人公よりうまくできるはずがないのだ。
最終的に手に負えなくなるのは当然と言える。
二次元ではなく、三次元の存在となった以上それは当然の話なのだがそれを理解していないマニュアル世代のオリ主たちは「テンプレ通りいかない!!」と騒ぎ出す。
現実が二次創作のように都合良くいけば苦労はしない。
最後は自力で対応しなければいけない山積みの問題を前にして、安置のようにパニックを起こして、責任を放り出し、逃げだす者もいる。
好き勝手やった後始末を誰がすると思っているのか…酷い時には原作を全く読んだ事が無く、二次創作のトンでも設定の知識だけで原作介入して人間関係や社会体制をめちゃくちゃにした挙句、秋晴が回収に行った先で「あはは、まってたよ〜。神様の使いだよね?失敗しちゃったからリセットしてもう一回チャレンジさせて、あっ能力は別のにしてね」と言いだしたオリ主に会った時には、秋晴の意志を待たずに体が動き、奴の鼻骨をへし折っていた。
そう言う輩に歪
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