第1章 僕と文月学園。
五時間目 Dクラス戦!! (後)
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入ったのに」
「あのな、俺たちの目標はどこだ?」
「ああ、そういうことね」
「雄二、どういうこと?」
どうやら、明久はわからないらしい。
「つまりだな、俺たちの目標はAクラスだ。これでもうわかったろう」
「ああ、そういうことね」
やっと明久が理解したようだ。
「全く、そんなだから、近所の中学生に『バカなお兄ちゃん』って呼ばれるんだ」
「そんな半端にリアルな嘘言わないでよ!!」
「おっと、近所の小学生だったか?」
「.....人違いです」
「明久...」
まさか、本当に言われたなんて...
「と、とにかくだ。Dクラスの設備には一切手を出さない。
代わりに、平賀、俺が指示したら窓の外にあるアレを動かなくしてもらいたい」
ふ〜ん室外機(Bクラスの)を壊す作戦か。どういうふうにするんだろ...?
そうこう考えるうちに、話が終わったようだ。
今度は姫路さんと雄二が話し始めた。
ま、いっか。
―☆―☆―☆―
「織斑、それをこっちに運んでくれ」
「はーい」
僕は1人で、召喚獣を使って先生の手伝いをしていた。
なぜ、1人かって言うと、もうとっくにみんな帰っているから。
「よいしょっと。先生、運び終わりました」
「助かったぞ。正直一人で運ぶと時間がかかってしまうからな」
ちなみに、相手は、鉄人こと西村教諭。
「それにしても全く、あいつらは...お前の爪の垢を煎じて飲ませてやりたいほどだ」
と、いうふうに明久たちは言われている。
「おっと、今日はもう帰っていいぞ」
「じゃあ、お言葉に甘えて」
そう言って昇降口に向かったが、
「あ、バック教室に置きっぱなしだ」
教室戻らなきゃ。面倒だけど。
それに体に「おーい、蒼空ー」この声は明久かな?
「どしたの?明久」
「教科書置きっぱなしで、教室に戻ろうと」
「じゃあ、僕と一緒だ。一緒に行こうよ」
「別にいいけど」
そして、教室に向かって歩き出す。
「そういえば、蒼空はなんでいたの?」
「西村先生に仕事を頼まれてさ。それで帰ろうとしたら、バックとか忘れてるのに気づいて」
今更ながら、随分と豪快な物忘れだなぁ。
教科書とかならわかるけど、バックごとって...
そう考えている間にFクラスについたみたいだ。
やっと、帰れるよ...
そして、教室のドアを開けると、中には、
「吉井君!?」
「「あれ?姫路さん?」」
姫路さんがいた。
「どどどどうしたんですか?」
なにやら、すごく慌ててるようす。
その姫路さんの机の上には可愛らしい、まるでラブレターに使うような便箋と封筒が置いてあった。
「あ、あのっ、これはっ」
さては、誰かにラブレターを書いていたご様子。
さて誰に贈るんだろう。
1、僕。 まぁ、ありえないだろう。
2、明久
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