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バカとテストと召喚獣 〜失った少年〜
第1章 僕と文月学園。
五時間目  Dクラス戦!!  (後)
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よ、逃げたほうがいいんじゃない?」
「うんそーだね。そして、須川をコロス...」
「行ってらっさい」
そして明久が走り出した。そして途中で振り返って、
「うん、いってきま...蒼空、後ろ!!」
「へ?―ガハッ!」
お腹にかなり強烈な痛みが走った。
しまった!召喚獣をだしっパにしてたんだった。
後ろを振り向くと、僕の召喚獣は相手の召喚獣に剣で串刺しにされていた。

『Fクラス 織斑 蒼空 vs Dクラス 金田 祐也
 現国   12点       8点          』

ヤバイ、このままじゃ...
腹部の痛みで呻きながら、一気に剣を自分の体から引き抜く。が、
僕の召喚獣は、もう動けそうにない。
さて、どうしたものかな。
「サモン!」
なんと明久が召喚して助けてくれた。
相手は残り8点だったので、明久でも、倒せるだろう。
予想通り相手を倒した、明久が僕に聞いてきた。
「痛みは?どんな感じ?」
「死ぬほど痛い...」
どうやら明久はまだ、観察処分者仕様の召喚獣で大ダメージを受けたことはないらしい。
「なんか、腹の中をまるごとえぐられた感じの痛みだよ...」
「へ、へぇ...そうなんだ...」
と、そこでやっと援軍到達。
「大丈夫か、蒼空」
「大丈夫、と言いたいところだけど、無理...」
「誰か、こいつを教室に連れて行ってくれ」
「僕が行くよ」
「あ、ありがと、雄二、明久...」
僕はここで退場。
あとはクラスのみんなの頑張りにかけるしかない。
僕はそんな気持ちを抱きつつ、気を失った。







...今何分かな。
時計を見ると約15分位気を失っていたみたいだ。
と、その時、

『Dクラス代表 平賀 源二 討ち死に』
「よし!」
どうやら勝ったみたいだ。
明久もこの教室にはいないみたいだし、ちょっと見に行きますかね。
そう思って、教室を出てDクラスへと向かう。
ついて見た光景は、雄二に手首を掴まれている明久だった。
そして、その手から、包丁がポトリと落ちる。
.....なにやってんの?アレ。
「なにやってんの?」
「あ、起きたんだ。ちょ、ちょっとね。」
本当にちょっとだったら、包丁が落ちることはないと思う。
それに雄二が『生爪』とか言ってたの聞こえてたし。
「ルールに則ってクラスを明け渡そう。ただ、今日はこんな時間だから、作業は明日でいいか?」
敗残の将か...かわいそうに見えるけど、まぁしょうがないので無視。
「いや、その必要はない」
「え、どうして?」
全然予想してない答えで疑問なんだろうな。明久。
だって、僕も疑問だし。
「Dクラスを奪う気はないからだ」
...........?
「どういうこと?せっかく新しい設備が手に
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