鉄の森編
鎧の魔導士
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いてるように見えないんだけど・・・?」
ニコニコと笑ってそう言うルーにルーシィがツッコむ。
「ナツもグレイもエルザが怖いのよ。図で説明するわね」
「えぇっ!?てか図にする必要あるのかしら・・・しかも超ヘタだし・・・」
「ナツは昔喧嘩を挑んでボコボコにされちゃったの」
「まさかぁ、あのナツが!?」
「グレイは裸で歩いてるトコ見つかってボコボコにされてたよ〜」
「ロキはエルザを口説こうとして半殺し。ティアだったら確実に殺されてたな」
「うん!だってティアだもんね!」
よく解らない納得の仕方だ。
「2人とも仲がよさそうで良かった・・・実は4人に頼みたい事がある」
エルザが口を開いた。
「仕事先で厄介な話を耳にしてしまった。本来ならマスターの判断を仰ぐトコなんだが、早期解決が望ましいと私は判断した。4人の力を貸してほしい。ついて来てくれるな」
「え!?」
「はい!?」
「いいよ〜」
「ミラとデートの予定なんだがな・・・」
「いいのよ。エルザの予定の方を優先して?デートはまた今度にしましょ?」
「おぉっ!さすがミラ、心が広いぜっ!」
デートはともかく、エルザの言葉にギルド中がざわつく。
「ど、どういう事!?」
「あのエルザが誰かを誘うトコなんて初めて見たぞ!」
「こんなでけぇ怪物倒す女だぞ・・・」
「何事なんだ・・・」
ハッピーも呟く。
ギルドの尋常じゃない空気にルーシィの心臓が強く鳴った。
「出発は明日だ。準備をしておけ」
「あ、いや・・・ちょっ・・・」
「行くなんて言ったかよ!」
「詳しくは移動中に話す」
ナツとグレイの言い分は無視だ。
そしてそのまま去っていこうとしたが、途中で何かを思い出したように足を止め、振り返る。
「そうだ。ルー、アルカ、お前達に言っておく事があったんだ」
「僕達に?」
「なんだ?」
2人は顔を見合わせ、首を傾げる。
「先ほど連絡して協力してもらう事になった。明日は『ティア』もいる」
「っティアがいるの!?」
「マジかよっ!」
「明日、マグノリア駅で落ち合う予定だ」
そう言ってエルザは帰っていった。
「エルザとナツとグレイ、それにティアとルーとアルカ・・・今まで想像した事も無かったけど・・・」
ミラの小さい呟きに、ルーシィは首を傾げる。
「これって妖精の尻尾最強チームかも・・・!」
その言葉に驚きのあまり、ルーシィは大きく口を開けた。
「ねぇ、ずっと気になってたんだけど・・・ティアさんって何者なの?」
「あ、ルーシィは会った事なかったね」
エルザが帰り、巨大な角とざわめきが
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