鉄の森編
鎧の魔導士
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」
「冗談!チームなんて解消に決まってるでしょ!」
「なんで?」
「あい」
ルーシィの言葉にナツとハッピーは首を傾げる。
「だいたい金髪の女だったら、誰でもよかったんでしょ!」
「何言ってんだ・・・その通りだ」
「ホラー!」
「でもルーシィを選んだんだ、いい奴だから」
屈託のない笑顔でそう言われ、ルーシィは何も言えなくなる。
「なーに、無理にチームなんか決める事ぁねぇ。聞いたぜ、大活躍だってな。きっとイヤってほど誘いが来る」
「ルーシィ・・・僕と愛のチームを結成しないかい?今夜2人で」
「イヤ・・・」
「な?」
会話を近くで聞いていたグレイとロキが話しかけてきた。
ロキのチーム結成話を即座に断るルーシィ。
「傭兵ギルド南の狼とゴリラみてーな女やっつけたんだろ?すげーや、実際」
「そ・・・それ全部ナツ」
「テメェか、このヤロォ!」
「文句あっか、おぉ!?」
ルーシィの一言でケンカを始める2人。
またかよ、と言いたげにアルカが首を振った。
「グレイ・・・服」
「ああああっ!また忘れたぁっ!」
「うぜぇ」
「今うぜぇっつったか!?クソ炎!」
「超うぜぇよ変態野郎!」
「ねー」
「何が!?」
殴り合いの喧嘩を始める2人。
そしてロキはルーシィを口説き始めた。
「君って本当綺麗だよね・・・サングラスを通してもその美しさだ・・・肉眼で見たらきっと目が潰れちゃうな・・・ははっ」
「潰せば」
口説いて来るロキに冷たく言い放つルーシィ。
すると、ロキの目にルーシィの腰にある鍵が映る。
それを見た瞬間、ロキはルーシィから距離を取った。
「うおおっ!き・・・君、星霊魔導士!?」
「?」
「俺の姉貴と同じだぞ」
「ウシとかカニとかいるよ」
「えー!僕まだカニ見た事ない!キャバ嬢、カニ見せてー!」
「あたしはキャバ嬢じゃないからっ!」
「な、なんたる運命のいたずらだ・・・!」
先ほどまでとは明らかに様子が違う。
「ゴメン!僕達はここまでにしよう!」
「何か始まってたのかしら・・・」
ロキが慌てた様に出口に向かって走っていき、ルーシィは1人ぼやく。
「何あれぇ」
「ロキは星霊魔導士が苦手なの」
「はぁ?」
「どーせ昔女の子絡みでなんかあったんだろ。アイツ、不特定多数の女と付き合ってるから・・・俺ぁミラ一筋だけどな」
「ティアの嫌いなタイプだよね・・・あ、戻ってきた」
さっきも慌てていたが、更に慌てた様子でロキが戻ってきた。
そして取っ組み合いの喧嘩をするナツとグレイに叫ぶ。
「ナツ!グレイ!マズイぞっ!」
「「あ?」」
「エルザが帰ってきた!」
「「あ゛!?」」
それを聞いた瞬間、2人から尋常じゃ
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