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魔法少女リリカルなのはSCARLET 〜紅い狼の伝説〜
第3話 対面〜高町一族〜
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「あれだけ動き回ってたんだから無理もない。むしろ、今までに比べたらかなりの進歩だよ。まさか、恭也相手にここまで粘れるとはね」

「はは・・・・・・・・・」


 士郎さんに褒められはしたけど、転生前の俺からしてみたら、無様もいいところだ。
 まずは、これをどうやって修正するかだよな、ほんとに。




「休憩が終わったら、次は基礎錬だ。今日は初日だし・・・・・・これ以上激しい運動はしないから安心しろ」

「は〜い」


 重たい体をどうにかして起こし、道場の隅に移動した。







『はぁ〜・・・・・・司、転生前に比べて弱くなったねぇw』


「ほっとけ・・・・・・・・・・・・ん?」


 あれ?俺、今誰かと話してた?






















「・・・・・・・・・・・・・・・空耳か」


 疲れも溜まってるし、空耳が聞こえてもおかしくないか。




 さて、あと3分休憩したら、また稽古を始めるとしますか。


















?



「あら、お疲れ様。大変だったでしょう?」


「あう〜・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


 恭也さんとの稽古を終えて喫茶店に戻ってきた俺は、外が見えるカウンター席に座って垂れていた。


「あらあら大丈夫?」


「な、なんとか・・・・・・・・・」


 桃子さんが持ってきたペットボトルを受け取り、蓋を開け、中身を飲む。

 中に入っていたスポーツドリンクは、さっきの稽古で消費した塩分なり電解質なりを多く含んでいて、疲れた体を癒してくれた。





 四分の一程まで飲んで一息。


 桃子さんは、何か面白いものを見ているかのような目で俺を見ていた。


「フフッ、なんだか司君、前より大人っぽくなったわよ」


「お、大人っぽく、ですか・・・・・・?」


 俺が大人っぽい?

 前いたところではガキ扱いばかりされてたけど、大人っぽいっていうのは初めて言われたな。


「ええ。なんとなく、雰囲気が変わった・・・・・・みたいな?」


「はあ・・・(というか、実際別人なんですけどね)」





 そんな他愛ない話をしているうちに、俺はあることに気がついた。


「(そういえば、まだなのはにあってないな)」


 そうなのだ。この物語『魔法少女リリカルなのは』の主人公にして未来の管理局の白い悪魔こと『高町なのは』に、まだ一度もあってないのだ。
ちなみに、長女の高町美由希さんには、翠屋に
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