暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはSCARLET 〜紅い狼の伝説〜
第3話 対面〜高町一族〜
[7/10]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
・・・・・いや。
反らせると見せかけて、左足を軸にして俺に回し蹴りをかましてきた。
「っ!?」
突然のことで対応できず、まともに蹴りを受ける。
右太ももに直撃。そこを中心に痛みが走る。
・・・・
だが、幸いにもまだ子供の蹴りだ。
痛みが走った程度で、膝を折るには至らなかった。
回し蹴りが完全に決まったのを確認した司は、蹴った足をすぐに戻し、バックステップで俺から距離をとる。
俺もバックステップで、司と距離をとる。
「はぁっ・・・・・・・・・・・はぁっ・・・・・・・・・」
距離をとったのは、おそらく息を整えるためなのだろう。
司は、ここからでもよくわかるくらい、肩で息をしていた。
まあ無理もないか。
10分間休憩もなしに動き回ったんだ。床に這いつくばってないだけマシか。
「そろそろ、休憩入れるか?」
「まだ・・・・・・・・・・・っ、もう少しだけ・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・はぁ」
強情なところは達也さん譲り、か。
いや、一度言ったら止まらないのは、なのはと一緒か?
だが、これ以上続けさせて体を壊してもいけない。
しかたない。少し・・・・・・本気を出すか。
「・・・・・・行くぞ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
本気を出そうとしているのを感じ取ったのか、司の目の色が変わった。
いや、吹っ切れたというべきか?
「・・・・・・・・・はぁ!」
だが、関係ない。
左の小太刀をまっすぐ、司に向けて素早く突き刺す。
単純だが、それでいて避けづらい一撃。
司もそれが分かっているから、わざわざ防御に回ろうとはしない。
俺から見て右側に、滑るようにして避ける。
が、それがいけなかった。
「!?」
右に避けたことで、今度は右の小太刀の射程距離に入った。
これを左に避けるか、その場で避けるかすれば、次の一撃にも対処できたはず。
まあ、突きをよけられただけ上出来か。
「(悪く思うなよ・・・・・・・・・・・・ッ)」
突きを避けたことで、司には大きな隙ができた。
俺は一旦稽古を終わらせるため、というか司の意識を飛ばすために、アイツの首めがけて小太刀を振るい・・・・・・・・・・・
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ