暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはSCARLET 〜紅い狼の伝説〜
第3話 対面〜高町一族〜
[6/10]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
ガンと鈍い音。
思ったより強い衝撃で、恭弥さんの攻撃を受け切るより先に、俺の体が後ろに押し戻されてしまった。
バランスを崩したが、なんとか体勢を立て直した。
「おいおい、大丈夫か?」
「な・・・・・・なんとか」
戦闘中でありながら、恭弥さんに心配されてしまった。
だけど・・・・・・なぜ?防御の仕方を間違えた?
いや、違う。この程度の攻撃は死ぬ前に何度も受けてるし、ここまで押されることはないはず。
だったらこれは・・・
「(体重が・・・・・・・・・・・・軽くなりすぎだ!)」
それは転生してすぐの俺が気にしていたことだった。
転生前に比べ、半分以下に落ちた体重。
それに加えこの低身長で、強い一撃を出せるはずも、今の恭弥さんの一撃を受け切れるはずもなかった。
さっきの俺の一撃も、せいぜい不意打ちで驚かせた程度なんだろう。
「(落ち着け落ち着け・・・踏ん張れないならどうする・・・・・・・・・?)」
今までの戦いの中で考え出した戦術を、頭の中で再構築。
自分より大きな敵の力、その勢いを利用して反撃、自身の攻撃の弱さを補うため、カウンターを狙う。
リスクが高いが、今の自分にはこれが最も適している。
「それじゃ改めて・・・・・・・・・・・・ハアッ!!」
「グッ!」
「ほらどうした司!足が止まってるぞ!」
そうと決まれば実践あるのみ。
だが、あの恭也さんがそう簡単に隙を見せてくれるとは思わない。
どうする・・・?
答えは簡単だ、こちらから隙を作ってしまえばいい。
某錬鉄の英霊が得意とする戦い方。
あえて自ら隙を作ることで、そこに相手の攻撃を限定するという戦法。
これを実践してみるか・・・
?-side恭弥-
「(どういうことだ・・・・・・・・・?)」
すでに試合を初めて10分。
今までの司なら、道場の床に倒れ込んでいてもおかしくない運動量だ。
そうだというのに。
「はぁぁぁっ!」
「っ!」
・・・
またもや司からの一撃。
右の小太刀の振りあげを、体を仰け反らせることで避ける。
すると司は、小太刀を振り上げたことで、同じく仰け反った体をさらに反らせて・
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ