第五章
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が今入港しようとしていた。
白い桟橋が連なっていてそれぞれ護衛艦が停泊している。大きいものもあれば小さいものもある。どれもグレーに塗装されていて武装されていながらも優美なシルエットを見せている。
そして左手には白く四角い建物が先まで続いている。それが幾つもある。そのさらに向こうには緑の山も見える。そして基地のフェンスの向こうには何かの寮も見える。
その寮が何かは。速水も知っていた。
「シーレックスも健在ですね」
横浜ベイスターズの二軍のことである。その寮もここにあるのだ。
そういったものを眺めながら総監部に入った。そうして赤い絨毯のある重厚な扉の先の部屋に入り。そこで黒と金の制服の初老の男性と会うのであった。
「おや、もうですか」
「はい、私が速水丈太郎です」
一礼したうえでこう名乗る彼だった。
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