暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはSCARLET 〜紅い狼の伝説〜
第2話 現状把握
[3/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
「・・・へ?」


 体が縮んでしまっていた!


『まあ、転生してすぐは体に異常はないはずじゃが、そのうち体が小さくなるから気をつけておけよ?』


 ・・・よし、あのじいさんいつか絶対にシメる。




『あと、お主の記憶にある程度“フィルター”をかけさせてもらった。じゃがこっちはそのうち元に戻るじゃろう。まあ、元に戻るまでは我慢してくれ。ちなみに、思い出そうとしても自力では思い出せないからな?』


 ・・・納得。だからどうしても思い出せなかったのか。


『最後に、転生してからのお主のことなんじゃが、世界に影響が出てもいけないから、あらかじめお主は“その世界で生きている”ことにしてある。お主が自分の家を想像すれば、自然と家がどこにあるのかがわかるはずじゃ』





 そう言われて自宅を想像・・・おお、確かに分かる。




『まあ、これぐらいかの。あとのイレギュラーについては、自分で対処してくれ。それじゃ、グッドラック( ´∀`)bグッ!』











『メッセージ終了後、この音声は自動消滅します』


「何っ!?」


 すぐにスピーカーを上に放り投げた!






 ズドォオオオオンと耳をつんざく爆発音・・・って、どう考えてもスピーカー一つに収まり切る量の爆薬じゃねえ!




「うおおおおっ!?」


 小さくなった体をどうにかして押さえ込む。体重が軽くなったせいで、爆風を浴びただけで体が吹き飛ばされそうになってるんだが・・・
























 爆風が収まって、ようやく顔を上げることができた。・・・うし。


「・・・・・・」



 改めて現状を確認してみよう。


@転生したはいいが、俺の魂の影響で、体が小さくなった。


A俺の記憶には、ある程度のフィルターがかかっている(自力での破壊は不可)。

 
B俺と世界の矛盾をなくすために、俺は最初からこの世界にいたことになっている。


「まあ、こんなところか。」






小さくなった体は、大体10歳くらいまで若返っている。
 今はまだ分からないが、他にどんな影響が出ているかわからない。例えば体力とか、戦闘時の立ち回りとか・・・っておいおい・・・





「なんで戦うときのことを想定してるんだよ。もう戦わないって決めただろうが」







そうだった。俺はもう戦わないと誓ったんだ。
そもそも、転生を受け入れたのは、新しい世界で平和に暮らすためだ。断じて戦うためなんかじ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ