暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはSCARLET 〜紅い狼の伝説〜
第2話 現状把握
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についてきたっぽい。




「神様も気前がいいというか、なんというか・・・」


 独り言をつぶやきながら中身を全部外に出していく。





 中に入っていたのは、以前から使っていた携帯電話、財布、懐中電灯、MP3プレーヤー、カメラ、水、ナイフ、スタンガン、盗聴器・・・


「・・・・・・」









 後半物騒だったが気にしない。むしろこれがあったから俺のカバンであることに間違いないんだから!



 俺はそうやって自分に言い聞かせて、改めてカバンの中に目を向ける。すると、カバンの中、一番底に入っていた物が目に映った。





「こんなもの、入れた覚えはないけど・・・」


 カバンの中から取り出す。見た目カードのように見えるが・・・







「これは・・・手紙?」


 カードには、「To Tsukasa」と書かれてあり、俺宛の手紙であることはすぐにわかった。
 察するに、あのじいさんが仕込んだな。


 早速中身を開けてみる・・・音声再生型か。
 中からやたらと薄い、スピーカーが出てきたので、早速、スイッチを入れてみた。







『この音声を聞いているということは、どうやら上手く転生できたようじゃの。さて、本来ならこのまますぐに転生ライフをエンジョイしてほしいのじゃが、その前に、いくつか注意点があるので説明しておくぞ』


 注意点?


『まず、問題となっていたお主の魂の器に関してなんじゃが、どうやら器ではなく魂の方に問題があったらしくてな、今こっちで原因を捜索中じゃ。まあその間、お主にはこのままで生活してもらうことになるのじゃが・・・』


 何だ?


『転生にはいくらかルールがあってな。転生する際にもある程度、魂の器を、転生する新しい魂の形に合わせて変化させる必要があるんじゃ。じゃがお主にはそれができなかった。その副作用として“体年齢の逆流”が起こってしまったんじゃ』



「!?」


 手紙は再生の途中だが、俺はすぐに自分の体を確認した。

 特に異常は見当たらないが・・・




「っつ!?」


 と思った矢先、俺の体が光り始めた。
 いや、そんな冷静にしてはいられないんだけど!てゆうか、どうなってんだ、これ!?














「・・・・・・」


 俺は光が収まるのを確認してからゆっくりと目を開けてみた。すると・・・ああ、予想したぞ。もう話の流れ的にこれしかありえないだろう。そう!
























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